誰もが憧れる「プラチナ」は、混じりけのない純白の輝きを放つことから白金とも呼ばれます。
美しい光沢感のある姿は、年齢を問わずに多くの人達に親しまれています。
そもそもプラチナとはどのようなものなのか?プラチナについて詳しく説明していきます。
プラチナとは?
プラチナは白金と書きますが、外見が似ているホワイトゴールドとは全く別のものになります。
プラチナはもともと白い金属になりますが、ホワイトゴールドは金にパラジウムやシルバーを混ぜて作られた合金になります。
ホワイトといいますが真っ白なわけではなく少し黄色みがかった色も残ります。
その黄色みを隠す為に最後にメッキ加工が施されているのです。
プラチナはとても希少な金属になり採掘できる場所も限定され、金の1/30程度にしか採掘できないと言われています。
現在は南アフリカ共和国がメインとなり1トンの原鉱石からたったの3g程度のプラチナしか採掘できないのです。
さらに原鉱石から地金になるまでの期間が約8週間と膨大な時間がかかることもプラチナの価格が高い理由です。
またプラチナと一言でいっても純度に違いがあります。
純度が高いほど数字の値が大きくなると言われており、Pt850、Pt900、Pt950、Pt1000と表示されます。
ただし純度100%のプラチナは存在しませんので、Pt999と表記される場合が多く、それが一般的なものになっています。
プラチナにパラジウムやイリジウム・ルテニウムなどの他の金属を合わせて作ります。
この効果によってプラチナ自体がとても柔らかい金属になるのですが、丈夫で長持ちできる金属に変えることもできます。
ちなみに日本のプラチナの多くはPt900のものが多いので、プラチナに他の金属を混ぜている場合がほとんどです。
プラチナのメリット・デメリット
プラチナのメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。
メリット
プラチナ自体はとても安定した素材になり、経年劣化による変色や変質しにくい特徴があります。
例えば温泉にも強いのでアクセサリーを外すことなくそのまま入れます。
他のカラーゴールドだと変色したり錆びてしまうことがあるのですが、プラチナにはその心配がないのです。
またプラチナはとても柔らかく細工がしやすい形状をしているので、デザインの種類も豊富にありますし、サイズが合わなくなってしまった時にも変更ができる金属です。
プラチナに宝石を合わせたものや、彫ってデザインを加えたものもあり自由にアレンジを加えられるのが嬉しいですね。
時間が経過してもその美しい見た目を保ってくれるので、余計なメンテナンスなども必要なく、長く愛用できます。
デメリット
希少性の高さもあってどうしても高額になってしまいやすいのがプラチナのデメリットです。
見た目は美しいものの、自分用のアクセサリーとしてはなかなか購入しづらいものです。
そのため婚約・結婚などの人生の節目に購入したり、国や地域によっては21歳の誕生日にプラチナを贈るといった風習もあるそうです。
気軽に購入できるものではない分、その価値を保っているともいえますね。
プラチナはこんなところにおすすめ
プラチナはシーンを選ばずどんなファッションとも合わせることができます。
ビジネスシーンはもちろん、日常使いであってもシンプルな中にプラチナ本来が持つ美しさが合わさり上品でエレガントな大人の装いにしてくれます。
ファッション全体を引き締めてくれる効果があるのがプラチナですので、普段なかなかアクセサリーを付けない人にもおすすめです。
またプラチナはその純白の姿から「純粋な愛」の証だとも言われています。
婚約指輪や結婚指輪として選ぶ場合も多く、一生の愛を誓うのに最適な金属です。実際に日本の9割以上がプラチナを付けて作られています。
毎日つけていても変質・変色などの心配もなくそのままの姿で私達を楽しませてくれます。
ただし国によって人気のある色は代わり、アメリカではホワイトゴールドの方が人気があります。
実際に目にしてみて自分が気に入るかどうかで選んでみるといいでしょう。プラチナはダイヤモンドとの相性も抜群です。
プラチナは汗や薬品に足しても強い金属だと言われています。
普段は柔らかい布を使って拭く程度のメンテナンスで十分です。汗や皮脂がついてしまうと輝き自体が鈍くなってしまうこともあり、もしプラチナの輝きが気になる場合は中性洗剤などを用いてきれいにすえう方法もあります。
洗った後は水分をしっかりと取り除くようにします。
メンテナンス自体はとても簡単ですので気になった時にきれいに磨いておきましょう。
まとめ
プラチナは一生に一度は欲しい憧れのアクセサリーです。
純度によっても見た目が変わりますし、値段も大きく変わります。
変色・変質しずらいことから日本では婚約指輪や結婚指輪に用いられることも多い金属です。
プラチナの価値は時代に影響されることもありませんので、アクセサリーを選ぶ時などはしっかりと吟味した上で選ぶようにしてくださいね。