古くから高級時計の代名詞でもあるロレックス。
販売から時間が経過しても価値が衰えないことから、投資目的で購入し、売却する人も多いです。
ものによっては購入時の金額を超える高値で売れる可能性もあります。
そこで本記事では、ロレックスが中古でも高値で取引される理由や、高値になりやすいモデル、高く売るためのポイントを解説します。
1.ロレックス投資とは?
一般的な品物は、新品で購入したときが最も価値が高く、時間の経過や使用頻度に応じて価値が下がっていきます。
それに対して、高級品は時間の経過とともに価値が上がっていくことがあります。
ロレックスも例外ではなく、コレクターからの需要があるので、肌身離さず使っていたものでも、売ろうと思ったら購入時より高値になっていたということがあります。
このようにロレックスは中古市場が盛況で、しかも相場も上昇傾向にあります。
例えばロレックスの中でも相場が大幅に上昇している「デイトナ」は、発売から9年の間に価値が3倍に上昇しています。
他のモデルに関しても、発売から時間が経過すればするほど価値が上がるものが多数あります。
そのため、この特性に注目して、価値が上がる見込みのある人気モデルや販売数が少ないモデルを購入し、価値が上がったら売却するロレックス投資家もいます。
しかもロレックスは高級時計の地位を確立しており、価値が暴落することはありません。
安定しているので投資初心者も参入しやすいでしょう。
もちろん、投資目的でロレックスを購入するだけでなく、家で眠っているロレックスも思いの外高値になることがあるかもしれません。
使っていないロレックスがあれば一度相場を確認してみてください。
2.ロレックスが中古でも高く売れる理由
これまで解説したようにロレックスは普段使いの時計やコレクションとしてだけでなく投資対象としても人気が高いブランドです。
そんなロレックスはどうして中古でも高く売れるのでしょうか。ロレックスが中古でも高く売れる理由を解説していきます。
世界的に知名度と人気が高い
ロレックスが高く売れる理由として、まず世界的に知名度・人気が高いことが挙げられます。
ロレックスはイギリス発で現在はスイスのジュネーヴに拠点を置く高級時計ブランドです。
ロレックスができた20世紀当初は、懐中時計が主流でした。
そんな時期に腕時計の利便性に着目し、オイスターケース、パーペチュアル、デイトジャストの3大発明を組み合わせて丈夫かつ正確な腕時計を開発し、現代まで多くの人から愛されています。
ロレックスは創業当時からデザインがほぼ変わっていません。そのため、古くから高級時計ブランドとしての地位を維持し続け、世界中にファンを抱えています。
しかもロレックスは高級時計の代名詞と言っても良いほどの知名度を誇っています。
「お金持ちになったらロレックスの腕時計を身に着けたい」と憧れる人も男性を中心に多く、ロレックスを持っていることは1種のステータスになるほどのブランド力を持っているブランドと言えるでしょう。
そのため、中古であってもとにかくロレックスが欲しいという人もいます。
時計としての品質が高い
ロレックスは価格が高い分、品質も高いです。
ロレックスは1つ1つ職人の手作業で作られています。
私たちがものを安く買える理由として、工場での大量生産がありますが、機械ができる作業には限界があります。
そこでロレックスは手作業でパーツ一つ一つを組み立てていくことで、長く使える時計を実現しているのです。
ロレックスの機能として、先ほど紹介したオイスターケース・パーペチュアル・デイトジャストの3つが挙げられます。
ちなみにオイスターケースは高い防水性、パーペチュアルは自動巻き機構、デイトジャストは日付の切り替え機能のことを言います。
この3つの機能をはじめ、ロレックスの腕時計は実用性や完成度が高いことから世界で初めて腕時計で、独自の厳格な検査基準であるクロノメーター認定を受けました。
この理由から、ロレックスの腕時計は開発コストや生産コストが一般の腕時計よりも遥かに高いです。
それ故に、販売価格も高額になっています。元値が高く、高品質なのでロレックスの腕時計は中古品でも高く売れるのです。
流通量が少ない
各モデルの流通量が少ないのも中古のロレックスが高値で取引される理由です。
先ほど解説したように、ロレックスは手作業にて製造されます。
そのため、一度に生産できる数が限られており、大量生産ができません。
この理由から、モデルごとに生産数に制限があり、生産期間も決まっています。しかもロレックスは一度生産が終了すると再版することがありません。
また、将来的な値上がりを見越した転売屋も多く、転売屋対策として、一部の人気モデルには購入制限が設けられていることもあります。
ただでさえロレックスは生産数が少ないのに、購入制限も加わって、年々入手が難しくなっている状況です。
しかも2010年代に入って中国がバブル期を迎え、中国の富裕層からの需要が急増しており、供給がさらに追いつかなくなっています。
そのため、ロレックスの腕時計は中古でも希少価値が高く、値崩れしにくい傾向があります。
特に生産が終了したモデルが欲しい場合は基本再版が無いので中古で購入するしかありません。
ロレックスの古いモデルはアンティークとしてコレクターも多い腕時計であり、一部のモデルは「定価以上のお金を払っても手に入れたい」というファンを多く抱えています。
そして時間が経てば経つほど入手が難しくなっていくので、中古であっても売却価格が数倍に膨らんでいきます。
値引きセールをしない
ロレックスは基本的に値引きをしません。
元値が高いのもロレックスが高値で売れる理由の1つと言えるでしょう。
ロレックスのスイス本店と契約している正規販売店は販売価格を統一しており、安売りされることはありません。
ロレックスをはじめとする高級ブランドは、値段が高いことが1つのステータスです。
お金に余裕が無いと手の届かない価格であることで、富裕層から支持を獲得し、ブランド価値を維持しています。
それ故に中古でも大幅に価値が下がりません。
本店と契約している正規店に対して、海外のショップから仕入れる並行店では値引き価格でロレックスを販売していることがあります。
ただし、並行店で販売されたロレックスは、メーカーの正規修理が受けられないことも少なくありません。
そのため、愛好家は並行店で買ったロレックスを避ける傾向にあります。
あくまで正規店で売られたものの需要が高いので、並行店でセールで売られていたとしても、中古市場のロレックスの価格に影響はあまりありません。
ロレックス投資に向いているモデル
これまで解説していた通り、ロレックスは中古でも価値が高く、余程のことがない限り値崩れすることも無いので、投資におすすめです。
ただし、必ずしもすべてのモデルが高く売れるわけではありません。
したがって投資目当てでロレックスを購入するなら、中古市場で需要が高いものを選ぶ必要があります。それでは、中古でも需要が高いロレックスのモデルを紹介します。
スポーツモデル
ロレックスのモデルは華美で女性人気の高いドレスモデル、丈夫でスポーティーながらラグジュアリー感も兼ね備えたスポーツモデル、そしてこの2つよりややランクが下がるスタンダードモデルの3種類があります。
中でも需要が高く、入手も難しいのがスポーツモデルです。
ちなみに特に高値で取引されているデイトナ、サブマリーナ、エクスプローラー、GMTマスター、シードゥエラーなどがスポーツモデルに当たります。
これらのモデルは人気が高く、正規販売店で購入するのはほぼ不可能です。
そのため、中古市場では比較的新しめなものでもプレミア価格が付いています。
【ロレックス デイトナの買取ページはコチラ】
【ロレックス サブマリーナの買取ページはコチラ】
【ロレックス エクスプローラーの買取ページはコチラ】
【ロレックス GMTマスターの買取ページはコチラ】
【ロレックス シードゥエラーの買取ページはコチラ】
生産終了したモデル
前述のとおり、ロレックスでは基本的に生産終了したモデルを再販しません。
生産終了したモデルを入手するには、中古品を探すしかなく、価格も高騰しやすいです。
しかも生産が終了したモデルは、時間が経過すればするほど状態の良いものが見つかりにくくなります。
そのため、生産終了モデルは高値になるのです。
ちなみに価格に関しては、生産終了が発表された直後に急上昇するものもあれば、時間が経てば経つほど高値になるものもあります。
ただ、中には生産が終了しても値上がりしないモデルも存在するので、生産終了モデルを投資目的で購入するなら需要をよく確認する必要があります。
ステンレス製のモデル
ロレックスに使われている素材にはゴールドやプラチナ、ステンレスなど様々な種類があります。
中でも高値になりやすいのがステンレス製のものです。
ゴールドやプラチナは確かにゴージャスな印象を与えてくれますが、ビジネスの場面では派手すぎて使いにくいでしょう。
そのため、意外と需要が低く、中古市場でもあまり高値になりにくいです。
それに対してロレックスは丈夫で普段使いしやすく、派手すぎないステンレス製のものの需要が高くなりやすい傾向があります。
しかもステンレス製のものは定価も安いので、売却時の利益も大きくなることが期待できるでしょう。
ちなみにロレックスのスポーツモデルは基本的にステンレス製となります。
ロレックスが売れたら課税される?
株式や為替などの投資商品は、一定額以上の利益を得ると課税対象となります。
また一般的なものの転売も同様に課税対象となるので、申告が必要です。それに対して、ロレックスは「生活用動産」に分類されます。
そのため、確定申告も必要なく、税金の心配をせずに買取に出せるでしょう。
ちなみに国税庁は生活用動産の中でも骨とう品や貴金属、宝石、美術品などは30万円以上で売れると課税対象となるとしています。
しかし、対象となるものは基本的にコレクション目当てで購入するものです。
それに対してロレックスは腕時計で日常的に身に着けるものなので、これらには含まれません。
ただし、ロレックス投資をするうえで注意しなければいけない点もあります。
ロレックスでもゴールドや宝石が多く含まれたラグジュアリーモデルや、アンティークとしての価値が高いモデルは、骨とう品や貴金属、宝石に分類されてしまい課税対象になることがあります。
また、定期的にロレックスの売買をしていると、事業としてロレックスの転売を行っていると判断されてしまうことも。
この場合は、事業所得として課税対象になることがあります。
そのため、ロレックス投資は割り切って事業として行うか、間隔を開け、不定期で売買を行うと良いでしょう。
ロレックスを高値で売却するポイント4選
ロレックスを少しでも高値で売るためには、売り手側が知っておくべきポイントがあります。
このポイントを知っておくことで、ロレックスに限らず中古品を売却する際に、必要以上に買取価格を下げられてしまうことを防げます。
それでは、ロレックスを高値で売るポイント4つを紹介します。
付属品を揃える
ロレックスを購入した後は、ロレックス本体だけでなく外箱やギャランティカード、購入時のレシートなども一通りきれいに保管しましょう。
ロレックスに限らず、中古品は新品と近い状態のものの方が需要が高いです。
そのため、本体はきれいな状態でも、付属品が揃っていなかったり、汚れていたりすると買取価格を下げられてしまうことがあります。
特にロレックスのような高値で売れることが周知されていて需要も高いものは偽物も多いです。
そこで付属品には本物であるとより説得力を持たせる役割もあります。
特にギャランティカードは本物であることを証明するにあたって重要であり、ギャランティカードが無いと大幅に値下げされてしまうことも多いです。
もちろんギャランティカード以外の付属品も重要であり、高価買取のためにも付属品はすべてきれいに保管しておきましょう。
汚れを落とす
中古品は汚れたものより綺麗で新品の状態に近ければ近いほど需要が高く、買取価格も高値になりやすいです。
しかし、日常的にロレックスを使っているとどうしても皮脂汚れがついてしまいます。
そのため、売却前に軽く自分でケースやブレスレット部分をお手入れしておくと良いでしょう。
ただ、ロレックスは普段からお手入れをしていないと見栄えが悪いです。
毎日着けているものなら最低でも週に1回はマイクロファイバークロスで本体を拭く、月に1回はケースとブレスレット部分を石鹸水と柔らかいブラシで洗うなどメンテナンスをすることをおすすめします。
オーバーホールに関しては、さほど査定に影響しません。オーバーホール自体正規店に依頼すると高いので、そのまま査定に出しましょう。
売却のタイミングを見極める
ロレックスを高く売るにはタイミングも大切です。
中古のロレックスの相場は比較的安定しているとは言え、需要が急増しているタイミングでは従来の売却額の倍以上になることもあります。
そのため、少しの間様子を見て相場や値動きの傾向を把握し、高値で売れるタイミングを見極めてください。
ちなみにロレックスを売るのにおすすめのタイミングは円安です。
円安になると新品のロレックスの価格が上昇するので、それと同時に中古の需要も上がり、高値での買取が期待できます。
また、買取店によっては一定期間ロレックスの買取を強化していることもあります。
買取強化は利用客からの需要が高いために行われるものなので、普段よりも高値で買い取ってもらえるでしょう。
ブランド買取に強い専門店に売る
ロレックスを少しでも高く売るには、ロレックスの価値を正しく理解しているスタッフがいるブランド買取専門店に売るのがおすすめです。
ロレックスを売れる場所には専門店以外にもフリマサイトやオークションサイト、質屋、中古買取店など様々な場所があるでしょう。
しかし、これらは買い手がロレックスに関する知識を持っていない故に安く買い取られてしまうリスクを伴います。
価値が高いものを相場通りの価格で売るには、価値をよく理解している担当者がいる専門店が安全です。
ロレックスの買取実績を確認し、信頼できる業者に査定を依頼してください。
また、買取価格は専門店でも差が出ることがあります。複数の店舗に査定を依頼したうえで買取を依頼する業者を決めてください。
ロレックスの売却なら「買取エリート」が安心!
ロレックスを売却するなら、全国展開する「買取エリート(旧買取オフ)」がおすすめです。
買取エリートはハイブランド品を中心に取り扱っており、ロレックスをはじめとする高級腕時計ブランドの買い取り実績も豊富。
ロレックスの知識が豊富な鑑定士も各店舗に常駐しており、適切な価格で買い取っています。
しかもチェーン店ではありますが、価格の交渉なども融通が利くので複数売却などでさらに高価買取が期待できます。
加えて買取エリートでは出張買取や宅配買取も可能です。
そのため、家の近くに店舗が無くても安心でしょう。
しかも、買取エリートは査定料はもちろん、出張料や宅配キット費用、キャンセル料も無料です。
査定だけの依頼ももちろん可能なので、まずは気軽に査定だけでも利用してみると良いでしょう。
投資目的ならロレックスに強い買取店で高く売ろう!
ロレックスは需要の高さに供給が追いついておらず、モデルによっては購入時より高く売れることもあります。
ただし、いくらで売れるかはロレックスの状態だけでなく、買取店に左右されるため店舗選びが重要です。
買取エリートはロレックスの買取に力を入れています。ロレックスの売却を考えているならぜひ問い合わせてみてください。