【2022年度版】日本ロレックスのオーバーホール料金とは?注意点も解説|買取エリート

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時計

公開日:2022/07/15

最終更新日:2024/11/23

【2022年度版】日本ロレックスのオーバーホール料金とは?注意点も解説


ロレックスは一生涯にわたって愛用することができる優れた時計ブランドです。

しかし、手入れを怠ると不具合が生じて修理ができなくなってしまう恐れもあるため、長く使うためにはオーバーホールが欠かせません。

そこで以下では、オーバーホールが必要な理由と併せて、モデル別のオーバーホール料金やパーツ別の修理費用、注意点などについて見ていくことにします。

ロレックスにオーバーホールは必要?

まずはじめに、ロレックスにオーバーホールは必要なのかと問われると、その答えはイエスです。

ここでオーバーホールというのは、ロレックスに限らず時計を部品ごとに細かく分解したうえで、それぞれの部品ごとに不具合の有無をチェックし、必要に応じて交換や修理を行うという一連のメンテナンス作業をいいます。

ロレックスの時計は、丈夫な素材で作られているだけに、長年にわたって使っていても見た目にはそれほど大きな変化はありません。

しかしながら、そのような場合でも、中身の部品が摩耗してしまったり、故障してしまっているケースは少なくないため、修理ができなくなるような深刻な事態に陥る前に、オーバーホールを行うことが重要になるのです。

例えば、オーバーホールをしないでいると、時計の内部から異音がするようになったり、リューズが重く感じられるようになったりします。

そのような症状が出てからだと高額の修理代が必要になる場合も出てきますので、そこまで待たずに早めにオーバーホールをするように心掛ける必要があります。

なお、時計を長く使うためには、オーバーホールは定期的に行うようにしなければなりません。

一度だけ行えばよいというものではありませんので、この点についてもぜひしっかりと頭に入れておいてください。

【モデル別】オーバーホールの料金一覧

次に、ロレックスの代表的なモデル別のオーバーホールの料金について見ていきましょう。

・デイトナ:8万8,000円

・エクスプローラーI:7万7,000円

・GMTマスター:7万7,000円

・サブマリーナー:7万7,000円

・サブマリーナー・デイト:7万7,000円

・シードゥエラー:7万7,000円

・ディープシー:7万7,000円

・ミルガウス:7万7,000円

・デイトジャスト:7万1,500円

・オイスターパーペチュアル:6万500円

・デイデイト:8万8,000円

・スカイドゥエラー:11万円

以上の料金は、いずれも2022年1月時点の税込みの金額ですが、実際にはこれに交換部品別の交換費用が上乗せされることになります。

交換部品別の修理費用

それでは、交換部品別にはどれくらいの修理費用がかかるのかという点について、具体的な金額を紹介します。

安いものだと1,000円程度で交換することができますが、ケースを取り換えたりすると場合によっては100,000円を超えるような高額な負担が発生するケースもあり得ますので、オーバーホールを依頼する場合は、はじめに見積もりを取って、交換部品の修理費用がどれくらいになるかを確認した方がよいでしょう。

・リュウズ交換:7,000円~

・チューブ交換:2,500円~

・風防ガラス交換:15,000円~

・風防ガラス研磨:3,000円~
・ケース交換:100,000円〜

・ゼンマイ交換:4,000円~

・ローター芯交換:6,000円~

・歯車交換:5,000円~

・プッシャー交換:18,000円~

・バネ棒交換:1,000円~

・クラスプ用バネ棒交換:1,000円~

・パッキン交換:2,000円~

・ベゼル交換:メーカー対応

オーバーホールが完了するまでの流れ

オーバーホールが完了するまでには、いくつかのプロセスを経る必要があります。

まずはじめに行うのは、店舗への時計の持ち込みです。

持ち込み先は、正規店とそれ以外の時計修理業者がありますが、それぞれに後述するメリットとデメリットがありますので、自分にとってメリットが大きいと考えられる方に頼むようにするとよいでしょう。

時計を持ち込んだら、見積もりが出るのを待つことになります。1~2日ほど待たなければならない場合もありますが、店舗によっては30分ほどで見積書を提示してくれることもあります。

見積書の内容を確認して同意したら、後は正式にオーバーホールを依頼するだけです。

修理内容によって期間は異なりますが、通常は1か月ほどで作業が完了して時計が戻ってきます。

戻って来た時計は店舗で受け取れますが、希望すれば郵送してもらうことも可能です。

ただし、郵送の場合にはオーバーホールの料金とは別に送料が必要になるので、その点に注意する必要があります。

なお、一連の料金の支払いはオーバーホール完了後に行います。

現金以外にクレジットカード払いなどにも対応していますので、ご自身が希望する方法で支払うようにするとよいでしょう。

オーバーホールを行う際の3つの注意点

ここからは、ロレックスの時計のオーバーホールを行う際に、頭に入れておきたい3つの注意点について順を追って説明します。

見積もりが出るまで正確な金額はわからない

オーバーホールにかかる料金の正確な金額は、見積もりが出てくるまでは分かりません。

というのも、部品一つとってもモデルごとに使われているタイプは異なっており、それぞれ価格も違っているからです。

加えて、どのような方法で修理するかやどの部品を使うかによっても作業費は変わってきますし、作業中に問題点が見つかれば、それについても追加で修理が必要となります。

前述したオーバーホールの料金や交換部品別の修理費用は、あくまでも標準的なものですので、実際にいくら支払う必要があるのかは、必ず見積書で確認するようにしてください。

見積もり段階であれば、もちろんキャンセルすることも可能です。

なお、オーバーホールには想定した以上の料金がかかってくるケースが少なくありません。

だからといってオーバーホールをせずにいたのでは、時計にダメージが蓄積して修理不可能になってしまう恐れがあるため、長く使いたいのであれば、多少の費用はかかるものの、オーバーホールの際に不具合はすべて修理してもらうようにするのがおすすめです。

「修理=オーバーホール」となるケースがある

特定の箇所の修理をする場合であっても、結果的にオーバーホールを行うことになるというケースは少なくありません。

なぜなら、修理の対象となる部品を取り出して交換するためには、時計全体を分解する必要があるからです。

もちろん、場合によっては最低限の作業で済むこともありますが、分解作業を行うとなると、ほぼオーバーホールと同様の工賃が必要になってきますので、多くの場合において、「修理=オーバーホール」になるというのが実態です。

古いモデルは受け付けてくれないケースがある

ロレックスは長い歴史を持つ時計ブランドだけに、世の中に出回っている同社の時計の中には、製造されてから数十年以上経っているものが少なくありません。

同社は古い時計の部品でもかなり長期間にわたって保管しているのですが、それでも新たなモデルが発表されてから30年ほど経過した時点で、そのモデルの部品の製造は終了となります。

もし、オーバーホールや修理を希望するモデルの部品が、そのようにして製造終了になっている場合には、残念ながら受け付けてもらえない可能性があるという点に注意しなければなりません。

具体的には、手巻きタイプのモデルや、「cal.1560」よりも前のモデルについては、すでに修理部品が製造されていないため、オーバーホールなどができない場合があるのです。

アンティーク物のロレックスは、高い価値を有していますが、その一方で壊れてしまうと直せなくなってしまいかねないので、ダメージを与えないように丁寧に使用するようにしましょう。

ロレックスの正規店と民間の時計修理店はどちらの方が安い?

ロレックスのオーバーホールの依頼先には、同社の正規店と民間の時計修理店という2つの選択肢があります。どちらに頼んでも作業をしてもらうこと自体は可能ですが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、以下で見ていくことにしましょう。

正規店に依頼するメリット・デメリット

正規店である日本ロレックスの店舗に依頼してオーバーホールを行ってもらうことのメリットとしてまず挙げられるのは、純正の部品を使って確実に修理をしてもらえるという点です。

さすがに新品と同様というわけにはいきませんが、ロレックスならではの高度なスキルやノウハウを備えた熟練の技術者が作業を担当してくれるため、安心して任せられるでしょう。

また、正規店でオーバーホールをした場合には、修理後2年間の保障サービスが付されるというメリットもあります。万が一、保証期間内に時計が故障してしまった場合には、無償で修理をしてもらえますので、結果的に余計な出費をしなくて済むというわけです。

一方、デメリットとしては、民間の時計修理店に頼む場合と比べてオーバーホールの料金が高くなるという点があります。

例えば、ロレックスを代表するモデルの一つであるデイトナのオーバーホールを日本ロレックスに頼むと、平均で6万5,000円程度の料金が必要になるのですが、民間の時計修理店であれば概ね3万円台後半の金額で作業してもらうことが可能です。

純正品の部品を使ったり、熟練の技術者を雇ったりしなければならないため、正規店の料金が高くなるのはやむを得ない側面もあるのですが、メリットとデメリットを比較して正規店に依頼するのが自分にとってベターかどうかをきちんと検討するようにしてください。

民間の時計修理店に依頼するメリット・デメリット

民間の時計修理店に依頼してオーバーホールを行ってもらう最大のメリットは、何と言っても正規店と比べて大幅に安い料金で済むという点にあります。

お店によって料金の水準は必ずしも同じではありませんが、一般的には前述したように正規店に依頼する場合と比べて3分の2程度の料金で済む場合が少なくありません。

そのため、オーバーホールをしたいものの、あまり財布に余裕がないというような場合には、時計修理店に依頼するという選択肢を検討するのもよいでしょう。

その際、注意しなければならないのは、民間の時計修理店は玉石混交であり、お店によっては期待したレベルの作業をしてもらえなかったり、粗悪な部品を使われてしまう恐れがあるという点です。

少しでもそういったデメリットを軽減するためにも、オーバーホールを依頼するに際しては事前にそのお店の評判や口コミをチェックするなどして、信頼に足るところかどうかを確認するようにしましょう。

また、正規店の場合には修理後2年間の保証サービスが受けられるのに対して、民間の時計修理店の場合は基本的には保証期間は1年のみであるという点もデメリットであると言えます。

万が一、修理をしてから1年半後に故障してしまった場合には、民間の時計修理店だと改めて修理料金が必要になるため、結果的に2年目も保証サービスでカバーしてもらえる正規店に依頼しておいた方が支出を抑えられる可能性もあるのです。

オーバーホール以外に買取も検討する

オーバーホールをするためには、それなりの出費が必要になりますので、場合によってはそのタイミングで買取を検討してみるのもよいでしょう。

ロレックスは年々価格が上がってきており、例えばGMTマスターIIのあるモデルの場合には、2016年には90万円台で取引されていたものが、わずか1年後には120万円となり、さらにその翌年の2018年には140万円で取引されるようになっているのです。

この傾向は、2021年に至るまで変わっておらず、魅力的な投資対象としても注目を集めているほどです。

手元にあるロレックスのモデルを査定に出したら、思わぬ高値が付く可能性は決して低くはありません。

もちろん、愛着のある時計であれば長く使い続けるというのも選択肢の一つですが、オーバーホールは、買い取ってもらってその資金を元手に新たな時計を購入するタイミングでもあるという点をぜひ頭に入れておいてください。

なお、買取りを実施している業者には様々なところがあり、査定方法や買取金額も一律ではありません。

事前に来店日を予約すると買取価格が10パーセントアップするというキャンペーンを行っていたり、LINEを使って簡単に査定してもらうことも可能ですので、買取先を探す場合には、ぜひこういった買取業者を候補に入れておくとよいでしょう。

ロレックスについてよくある質問

最後に、ロレックスについてよく寄せられる質問の中から、代表的なものをいくつかピックアップして見ていくことにします。

それぞれの質問の答えについても併せて紹介しますので、その都度お店に問い合わせたりしなくて済むように、この機会にぜひ頭に入れておくとよいでしょう。

オーバーホールは郵送で依頼できる?

まず、郵送によるオーバーホールを依頼する場合は、日本ロレックスのサービスセンターに電話をかけて申し込む必要があります。

センターの営業時間は平日の午前10時から午後5時までですので、その時間帯に電話をするようにしましょう。

申込みをすれば、数日後に宅急便で郵送用のアフターサービス包装キットが届きます。

その中には、解説書類に加えて、メンテナンス承り書、発送用の段ボール、時計の固定用の梱包材が入っていますので、解説書類の指示に従って段ボールを組み立てたうえで、時計をスポンジに固定してその中に収納します。

あとはメンテナンス承り書に必要事項を記入して箱の中に入れれば郵送準備は完了です。

後は、運送業者に電話をかけて送り状と荷物の回収を元払いで依頼するだけです。

数日後に電話がかかって来て見積もり金額を伝えられますので、問題ないようであれば、その電話で正式に申し込むようにしましょう。

1か月ほど経ってオーバーホールされた時計が返送されてきたら、料金を支払って一連のプロセスは完了となります。

日本ロレックス(正規販売代理店)はどこにある?

二つ目の質問は、ロレックスの国内における正規販売代理店である日本ロレックスの店舗はどこにあるのかというものです。

2022年3月時点では、日本ロレックスの正規の店舗は国内に63あり、そのうちの約4分の1にあたる16店舗は東京都内に存在しています。

それ以外では、大阪府に7店舗、愛知県と福岡県に各4店舗があり、全体のほぼ半数がこれら4つの都府県に集中しているのです。

北海道、東北、関東、北陸、中部、東海、近畿、中国、四国、九州のそれぞれに1店舗以上はあるものの、中には県内に店舗がないところもありますので、そういった場合には近隣の店舗まで出かけていくか、それが大変ということであれば郵送によるオーバーホールを検討するとよいでしょう。

なお、店舗には、持ち込みと郵送の両方の方法でオーバーホールを受け付けているところと、郵送のみしか受け付けていないところがあります。

せっかく持って行ったにもかかわらず受け付けてもらえなかったということにならないようにするために、持ち込む場合には、必ず事前に対応してもらえるかどうか確認するようにしてください。

定期的なオーバーホールは欠かさず、長く使っていきましょう

ロレックスを長く愛用したいのであれば、3年から5年ごとにオーバーホールをする必要があります。

修理とオーバーホールはほぼイコールですので、調子が悪くなったらその時点でオーバーホールするのもよいですし、場合によっては買い取りを検討してみてもよいでしょう。

その際は、どこよりも高値で買取りをしていて、店頭買取や宅配買取、出張買取といった多様な買取方法に対応している買取エリートを利用してみるのも一案です。

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