オメガの腕時計は、その洗練されたデザインと卓越した品質で、世界中の時計愛好家から愛されています。
しかし、オメガの腕時計にはそれぞれ「型番」と呼ばれる、一見複雑な数字の羅列が刻まれています。
この型番は単なる記号ではなく、オメガの腕時計のモデル名、素材、サイズ、ムーブメント、文字盤の色、さらには製造年やマイナーチェンジの回数といった、その腕時計の個性を物語る重要な情報を凝縮したものです。
この記事では、オメガの腕時計の型番を紐解き、その奥深い世界を解説していきます。
型番を理解することで、みなさんが所有しているオメガの腕時計、あるいはこれから購入しようとしているオメガの腕時計について、より深く理解できるはずです。
オメガの型番とは?
オメガの腕時計には、それぞれ型番(リファレンスナンバー)が割り当てられています。
型番は一見複雑な数字の羅列に見えますが、実はモデル名、素材、ケースサイズ、ムーブメント、文字盤の色、マイナーチェンジの回数といった重要な情報が隠されています。
型番を理解することで、オメガの腕時計についてより深く知ることができます。
1: 型番の重要性
オメガの腕時計は、長年かけて進化を遂げてきたため、同じモデル名でも製造時期や仕様によって様々なバリエーションが存在します。
そのため、中古で購入する際には、型番を確認することで、その腕時計がいつ製造されたものなのか、どんな素材でできているのか、どんなムーブメントを搭載しているのか、といった重要な情報を得ることができます。
また、型番を知ることで、その腕時計の価値や希少性を見極めることもできます。
2: 型番の構成
オメガの型番は、一般的に6つのブロックに分かれて構成されています。
各ブロックは、それぞれ異なる意味を持っており、その組み合わせによって腕時計の仕様がわかります。
3: 型番の見方
例えば、オメガのシーマスターダイバー300Mの型番「212.30.41.20.01.001」の場合、以下のように解釈することができます。
・212:シーマスターダイバー300M
・30:ステンレススチール製ケース
・41:41mmケースサイズ
・20:自動巻きムーブメント
・01:ブラック文字盤
・001:マイナーチェンジの回数
このように、型番を理解することで、その腕時計の仕様を詳細に知ることができます。
現行オメガの型番の見方
現行のオメガの型番は、「.」で区切られた6つの数列で構成されています。
各数列はそれぞれ異なる意味を持っており、その組み合わせによって腕時計の仕様がわかります。
ここでは、6つの数列それぞれが意味する情報を詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
1: コレクション名
1つ目の数列は、そのモデルが属する「コレクション」を表しています。
3桁の数字で構成されていて、1桁目の数字から、そのモデルが属するコレクションを読み取れます。
・100番台:コンステレーション
・200番台:シーマスター
・300番台:スピードマスター
・400番台:デ・ヴィル
・500番台:その他、限定モデルなど
2: 素材
2つ目の数列は、ケースとベゼルの素材を表しています。
・1:ステンレススチール
・2:コンビ(ステンレススチールとゴールド)
・3:ベゼルはステンレス以外、ケースがステンレススチール
・5:ゴールド
・6:ベゼルがゴールド以外で、ケースがゴールド
・9:チタン、プラチナ、セラミック
3: ケースサイズ
3つ目の数列は、ケースサイズを表しています。
4: ムーブメント
4つ目の数列は、ムーブメントの種類を表しています。
・20:自動巻きムーブメント
・33:クォーツムーブメント
5: 文字盤のカラーと装飾素材
5つ目の数列は、文字盤のカラーと装飾素材を表しています。
・01:ブラック文字盤
・02:シルバー文字盤
・03:ブルー文字盤
・04:ホワイト文字盤
6: マイナーチェンジした回数
6つ目の数列は、マイナーチェンジした回数を表しています。
なお、マイナーチェンジとは、製品やサービスにおける小規模な改良や修正を指す言葉です。
オメガの人気モデルの型番
オメガには、シーマスター、スピードマスター、コンステレーションなど、数多くの魅力的なモデルが存在します。
ここでは、これらのモデルの型番をいくつか例に挙げて、型番からわかる情報について解説します。
1: シーマスター
・シーマスター ダイバー300M:212.30.41.20.01.001
この型番は、シーマスターダイバー300Mのステンレススチール製モデルであることを示しています。
41mmケースサイズ、自動巻きムーブメント、ブラック文字盤、マイナーチェンジの回数001回となっています。
2: スピードマスター
・スピードマスター ムーンウォッチ:311.30.42.30.01.001
この型番は、スピードマスタームーンウォッチのステンレススチール製モデルであることを示しています。
42mmケースサイズ、自動巻きムーブメント、ブラック文字盤、マイナーチェンジの回数001回となっています。
3: コンステレーション
・コンステレーション グローブマスター:130.10.39.20.01.001
この型番は、コンステレーショングローブマスターのステンレススチール製モデルであることを示しています。
39mmケースサイズ、自動巻きムーブメント、ブラック文字盤、マイナーチェンジの回数001回となっています。
旧型オメガの型番の見方
現行モデルとは異なる型番表記の旧型オメガの型番の見方を解説します。
旧型モデルの型番は、現行モデルよりもシンプルで、コレクション名や文字盤色などを表す数字が組み合わされています。
1: シーマスター プロフェッショナル 200M
・型番:166.030
この型番は、シーマスター プロフェッショナル 200Mのステンレススチール製モデルであることを示しています。
166:シーマスター プロフェッショナル 200M
030:ステンレススチール製
2: スピードマスター プロフェッショナル
・型番:3511.50.00
この型番は、スピードマスター プロフェッショナルのステンレススチール製モデルであることを示しています。
3511:スピードマスター プロフェッショナル
50:ステンレススチール製
00:ブラック文字盤
3: 型番の解釈
旧型オメガの型番は、現行モデルよりもシンプルですが、その構造は基本的には同じです。
コレクション名、素材、サイズ、ムーブメント、文字盤の色、マイナーチェンジの回数といった重要な情報が型番に含まれています。
型番を理解することで、旧型オメガの腕時計についても、その仕様や歴史を紐解くことができます。
まとめ
この記事では、オメガの型番の見方を解説しました。
オメガの型番は、一見複雑な数字の羅列に見えますが、実はその腕時計の仕様や歴史を物語る重要な情報が詰まっていることがわかりました。
型番を理解することで、みなさんはオメガの腕時計についてより深く理解し、購入や所有の楽しみを深めることができるでしょう。
オメガの腕時計は、単なる時計ではなく、その人の個性やスタイルを表現するアイテムです。
型番を理解して、その魅力を存分に楽しんでください。
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