お酒を長年コレクションしている方、または最近お酒の買取に興味を持ち始めた方にとって、気になるのは「一体どの様な銘柄がどれくらいの値段で売れるのか。」ということではないでしょうか。
せっかくコレクションしているお酒なら、できるだけ高く売りたいですよね。
しかし、お酒の種類や状態によって買取価格は大きく変わってきます。
この記事では、高く売れるお酒の種類、さらに買取価格をアップさせるためのポイントを解説します。
高く売れるお酒の種類
お酒の買取市場では、特定の種類のお酒が特に高値で取引される傾向があります。
買取対象となるお酒の種類は、ブランデー、ウイスキー、ワイン、シャンパン、焼酎、日本酒など多岐に渡りますが、それぞれの銘柄には買取相場を左右する特定の特性があります。
1:ブランデー
ブランデーは、ブドウを原料とした蒸留酒で、熟成期間が長いほど価値が高まります。
特に、ヘネシー、レミーマルタン、クルボアジェなどの高級ブランドは人気が高く、高価買取が期待できます。
熟成年数、ボトルの種類、状態によって買取価格は大きく変動しますが、一般的な買取相場は100,000円~300,000円程度です。
2:ウイスキー
ウイスキーは、穀物を原料とした蒸留酒で、シングルモルトや特定の蒸留所からの限定品が高く評価されます。
近年では、日本のシングルモルトウイスキーが世界的に人気が高まっており、サントリー山崎や竹鶴、ニッカの余市など、希少な銘柄は高額で取引されています。
また、海外ではマッカラン、グレンフィディック、ラガブーリンなどの銘柄が人気です。
ウイスキーの買取相場は、銘柄、熟成年数、ボトルの状態によって大きく異なりますが、一般的な相場は500,000円~800,000円程度です。
3:ワイン
ワインは、ブドウを原料とした発酵酒で、ヴィンテージ年や産地によって価値が大きく変わります。
特に、フランスのブルゴーニュ地方やボルドー地方のワインは、世界的に高い評価を受けており、高価買取が期待できます。
ロマネ・コンティ、ペトリュス、シャトー・ラフィット・ロートシルトなどの超高級ワインは、数百万、数千万、場合によっては億単位で取引されることもあります。
一般的に、ワインの買取相場は5,000円~300,000円程度ですが、希少な銘柄やヴィンテージ年のものであれば、さらに高額になる可能性があります。
4:シャンパン
シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインで、限定生産や特定の年のものは特に価値が高くなります。
ドンペリニヨン、クリュッグ、モエ・エ・シャンドンなどの高級シャンパンは、ギフトや特別な日に飲まれることが多いことから、需要が高く、高価買取が期待できます。
シャンパンの買取相場は、銘柄、ヴィンテージ年、ボトルの状態によって大きく異なりますが、一般的な相場は1,000円~300,000円程度です。
5:焼酎・日本酒
焼酎・日本酒は、日本の伝統的な酒類で、近年では、限定品や希少な銘柄が人気を集めています。
特に、森伊蔵、魔王、十四代などのプレミアム焼酎や、久保田、獺祭などの日本酒は、高価買取が期待できます。
焼酎・日本酒の買取相場は、銘柄、状態、年代によって大きく異なりますが、一般的な相場は300円~50,000円程度です。
古酒の日本酒や焼酎は、希少価値が高いため、高値で取引されることもあります。
高く売れるお酒の買取価格アップのポイント
お酒の買取価格をアップさせるためには、いくつかのポイントがあります。
これらのポイントを押さえることで、より高くお酒を売却できる可能性が高まります。
1:付属品を揃えて買取に出す
お酒の買取において、付属品は査定額に大きな影響を与えます。
元箱、シリアルナンバーが記載されたカードや冊子、剥がして保管していたラベルなど、もともと付いていた付属品はすべて揃えておきましょう。
特に、元箱や冊子類は、お酒の状態や真贋性を判断する上で重要な情報となるため、査定額に大きく影響します。
箱が潰れていたり、劣化している場合は、可能な限り購入時の状態に近づけるように、丁寧に梱包して買取に出しましょう。
2:空き瓶やラベルもまとめて買取を依頼する
ブランデーやウイスキーなど、バカラ製のクリスタルボトルが採用されている銘柄は、飲み終わった後の空き瓶も買取対象となる場合があります。
また、ロマネ・コンティなどの高級ワインは、ラベルに希少価値が見出される場合もあります。
ラベルを傷めずに剥がすのは熟練の技術が必要となるため、ラベルの査定を依頼したい場合は、空き瓶のまま持ち込むことをおすすめします。
3:買取前に簡単な掃除をしておく
箱や瓶についたホコリや指紋は、事前にきれいに掃除しておきましょう。
ただし、誤って開栓したり、開封したりしないように注意が必要です。
元箱を一度も開封していない場合は、中身の確認はできませんが、開封せずに査定を依頼することをおすすめします。
4:劣化する前に買取ってもらう
年代物のお酒は、「時期を見て売ろう」と考える方も多いですが、保管環境によっては劣化が進んでしまい、価値が下がってしまう可能性があります。
ワインは、コルク栓の劣化によって液面が下がったり、澱が生成されたりすることがあります。
ウイスキーやブランデーは、経年変化によって色が変化したり、香りが変化したりすることがあります。
日本酒は、1年以上経過すると色が濃くなったり、香りが強くなったりすることがあります。
お酒の状態が悪化する前に、早めに買取に出すことをおすすめします。
5:複数点あればまとめて買取を依頼する
複数本の売却を検討している場合は、お酒を別々に売るのではなく、まとめて査定を依頼することをおすすめします。
まとめて買取を依頼することで、個別で売るよりもトータルの買取価格が高くなる可能性があります。
買取できないお酒の特徴
お酒の買取は、再販を前提に行われます。
そのため、再販が難しいと判断されたお酒は買取できない場合があります。
買取できないお酒には、以下のような特徴があります。
1:致命的な汚れや傷がある
ボトルにひび割れがある、コルクが割れているなど、致命的な傷があるお酒は買取できないことが多いです。
このようなお酒は、見た目は未開封であっても、中のお酒にダメージがある可能性が高いためです。
ただし、汚れや傷があるボトルでも、致命的でなければ買取可能な場合もあります。
例えば、ラベルの汚れや破れ程度であれば、中のお酒にはダメージが加わっていないと考えられるため、値段がつけられることがあります。
2:開封してしまっている
一度開封してしまったお酒は、衛生上の問題から売れないケースがほとんどです。
ただし、お酒ではなくボトルそのものに資産的価値がある場合は、開封済みであっても買取対応が可能な場合があります。
例えば、バカラボトルなど、希少価値の高いボトルは、中身のお酒が空であっても買取対象となる可能性があります。
3:未開封でも内容量が減っている・変色している
お酒は、経年劣化によって内容量が減ったり、変色したりすることがあります。
特に、直射日光を浴びていた場合や、高温多湿の環境で保管されていた場合は、劣化が進んでしまう傾向があります。
劣化が激しい場合は、未開封であっても買取対象外となる場合があるため注意が必要です。
4:賞味期限が近いお酒
お酒は、アルコールが含まれているため、清涼飲料水などに比べて賞味期限は長く設定されています。
ただし、日本酒などの醸造酒は、瓶内で発酵や劣化が進んでしまうため、早めに飲むことを推奨されています。
賞味期限が近づいているお酒は、買取専門店でも買取できないケースがほとんどです。
お酒を売る場合は、製造年月日にも注目した上で、買取対象なのかどうか確認しておきましょう。
5:個人名などの印字があるお酒
お祝いなどで特別に作られた記名入りボトルは、中身のお酒の銘柄に関わらず、買取対象外となることが多いです。
これは、名前や記念日などが刻印されてしまっていると、基本的に再販先がないためです。
記名されたお酒は、売るのではなく、自分で大切に飲む、もしくは飾って楽しむようにしましょう。
まとめ
この記事では、高く売れるお酒の種類や相場、買取価格をアップさせるためのポイント、買取できないお酒の特徴について解説しました。
お酒の買取は、銘柄、状態、年代、付属品など、様々な要素によって価格が大きく変わります。
この記事で紹介した情報を参考に、あなたのお酒の価値を見極め、より高く売却できるよう努めましょう。
当社では、お客様のニーズに合わせた3種類の買取方法を提供しています。
店頭買取では、直接店舗にご来店いただき、その場で専門スタッフが丁寧に査定を行います。
宅配買取では、遠方にお住まいの方や忙しい方に便利なサービスです。
また、出張買取では、専門スタッフがご自宅まで訪問し、その場で査定と買取を行います。
さらに、当社では、破損品やアフターダイヤ、オーバーホール済みの品物も買取対象となっていますので、他店で断られた品物でも、ぜひ一度ご相談ください。