プラチナのような高位な魅力に溢れた「ホワイトゴールド」は、もともとプラチナの代用品として誕生したものです。
白く輝く美しいジュエリーは誰もが憧れの存在ですが、プラチナまでの値段はなかなか出せないし…。
なんて人でもホワイトゴールドであれば、ほぼ変わらない見た目で美しい輝きが手に入るのです。
数あるカラーゴールドの中でも最もメジャーで人気のあるカラーです。
そんなホワイトゴールドの魅力について説明していきます。
ホワイトゴールドとは?
見た目はプラチナとほとんど変わらず白い輝きを持っているのがホワイトゴールドです。
第一次世界大戦後、プラチナの供給量が減少してしまった時に開発されたもので昔から代用品として使用されることが多いものでした。
カラーゴールドが注目されるようになってから、ホワイトゴールドの人気の沸騰したのです。
日本語で訳すと白色金となり、割金の量によって白の色合いが少しずつ変わります。
名前こそホワイトゴールドがついていますが、真っ白なホワイトゴールドはなかなか存在しないと言われています。
ホワイトゴールドの合金には「ニッケル」と「パラジウム」の2種類に分類することができます。
国によっても変わるのですが日本の場合はパラジウムを多く配合した、ホワイトゴールドが主流となっています。
これはニッケルがパラジウムの後に作られたものであること、海外ではニッケルを使用したものも珍しくありません。
ただし使う人によってはアレルギー反応が出てしまう場合もあり、その可能性がパラジウムの方が少ないのです。
もしホワイトゴールドのアクセサリーを付けてかゆみや赤みが出てしまった場合は、このニッケルがもとになっていてアレルギー反応出てしまった可能性も考えられるのです。
ただしパラジウムを使用したホワイトゴールドは少し黄色みがかった色合いをしているので、純白のような色合いではありません。
アクササリーの場合は真っ白なものの方が人気があるので、表面にロジウムメッキを施している場合もあります。
ですが時間が経過すると中身の地の色が出てきてしまうこともあり、メッキの処理が再度必要になってしまいます。
ホワイトゴールドのメリット・デメリット
ホワイトゴールドのメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
メリット
プラチナに比べて値段が手頃で、白いアクセサリーが欲しいと思っている人には最適です。
純金のままだと耐久性の面で問題が出てしまいますが、純金以外が合金となっているホワイトゴールドの場合は、硬くて丈夫なのもポイントです。
傷がついたり変形しずらい素材ですし、普段遣いするようなアクセサリーにも使いやすいのです。
落ち着いていて控えめな色合いであること、見た目はプラチナと大差ないことも人気の理由です。
上品な印象のアクセサリーになりますので、場所を選ばずに使えるのも嬉しいですね。
またホワイトゴールドは軽量であることから、つけ心地の良さにも定評があります。
毎日使うものだからこそ、見た目の美しさだけでなくつけ心地にこだわりたい人からも定評があるのです。
デメリット
純金以外に入っている金属に反応してアレルギーが出てしまう場合があります。
ニッケルを合金に使用しているか確認してから購入すること、日本製のものを選ぶとニッケルの使用率が格段に下がりますので生産国を確認するのをおすすめします。
またメッキ品の場合もあるので、表面のロジウムメッキを定期的にメンテナンスしなくてはいけないなどのデメリットもあります。
ただしメンテナンスを施すことで元の白い色を取り戻せます。
ホワイトゴールドはこんなところにおすすめ
ホワイトゴールドはその見た目の美しさもあって、結婚指輪やネックレスなどのアクセサリーに使われることの多いものです。
白は宝石をより美しく見せてくれるので、見た目の印象も高級感がありとても素敵ですね。
ただし柔軟性には少し劣るので、指輪などの模様を加工するには向いていないと言われています。
ホワイトゴールドは硬いブラシでこすったり、温泉によってメッキ加工が剥がれてしまう場合があります。
温泉や成分を含んだ入浴剤を使う時は、必ず外した方が長持ちします。
またメッキ部分が剥がれてしまった場合は、店舗にてメンテナンスを行うことができます。
またメッキ部分が剥がれてしまうのが嫌な人は、メッキ加工されていない少し黄色みが買ったものを選ぶのもおすすめです。
少し黄色みがかってはいますが日本人には肌なじみの良い色になるので、意外としっくりくるはずです。
まとめ
ホワイトゴールドの魅力について紹介しました。
ホワイトゴールドは白をベースにしている分、清潔感もありますし見た目も爽やかで美しい色合いです。
カラーゴールドの中でも人気があるのも納得できますね。
結婚指輪でプラチナよりも手頃で見た目が似ていることもあり、ホワイトゴールドを選ぶ人も多いそうですよ。