カラーダイヤモンドには全部で12種類のカラー展開がありますが、中でも特に人気があり高価なダイヤモンドとして知られているのが「ピンクダイヤモンド」です。
女性にとっては上品でかわいらしい色合いに、ひと目見るだけで虜になってしまう人もいると思います。
身に付けているだけで女性らしさを引き出してくれるのが、ピンクダイヤモンドの素晴らしさでもありますね。そんなピンクダイヤモンドについて紹介します。
ピンクダイヤモンドとは?
そもそもピンクダイヤモンドはどうやってできていると思いますか。
ダイヤモンドの結晶格子に窒素原子が含まれた窒素原子が含まれ、付随する炭素原子が欠けてしまうことで生まれます。
手頃な価格帯で店頭などで見かけるピンクダイヤモンドは、ほとんどの場合が人工で作られたものになり、天然のピンクダイヤモンドではありません。
自然界が作り出したカラーダイヤモンドは、ナチュラルダイヤモンドと呼ばれています。
ピンクダイヤモンドが天然のものなのか、人工のものなのかを見極める基準があります。
ピンク色が鮮やかかどうか、透明度が高いかによって見極めるための基準になります。
ピンクダイヤ温度は透明度の高さやカラットによって値段が変わります。
ただしピンクダイヤモンドのように希少性の高いものになると、カットの基準を高めることを優先します。
そのためカラットの減量をほとんど行いません。
貴重でなかなか手に入らないピンクダイヤモンドを削ってしまうのをもったいないと考えているからです。
ピンクダイヤモンドの中に含まれている内包物が、石の耐久性に関わる場合でないとカットを優先することはありません。
またピンクダイヤモンドの中にも、少しオレンジがかった色味のものもあればブラウンのような色味のものもあります。
本当に美しいピンクダイヤモンドになると桜色のような美しいピンクになり、透明度が高く美しいものになります。
ファンシーピンクダイヤモンドとは?
ピンクダイヤモンドの中でもファンシーピンクダイヤモンドと呼ばれるものがあります。
ピンクダイヤモンドの色は“明るさ”と“濃さ”によって評価されることが多く、4CのカラーのなかでZを超えた一定以上の色の明るさや濃さをもったピンクダイヤモンドを、「ファンシーピンク」と呼びます。
ファンシーピンクであってもその価値には段階分けがあります。
「ファンシーヴィヴィット」「ファンシーインテンス」「ファンシーディープ」「ファンシーダーク」「ファンシー」「ファンシーライト」で分かれています。
ピンクの色が濃いものほど人気が高く、ファンシーピンクダイヤモンドであってもなかなか手に入れることができません。
そのぐらい高い価値のあるものです。
ピンクダイヤモンドは希少性があり価値が高い
ピンクダイヤモンドが産出されているのは、オーストラリアの北部にあるアーガイル鉱山だと言われています。
ピンクの色が強く出ているものほど高い価値があると言われています。
また同時に透明度の高いものほど価格が高くなる傾向にあります。
実際に2013年11月にジュネーブで開催された、世界2大オークション「ササビーズ」では、60カラットのピンクダイヤモンドが85億円という驚きの金額で取引されたと言われています。
これは史上最高の値段になりこんな価格で取引されたダイヤモンドはありません。
いかにすごいことかがわかりますね。
もともとピンクダイヤモンドは通常のダイヤモンドよりも希少性が高く、年間生産量は0.1%しか存在していません。
ダイヤモンドの数百倍の価値になることから、市場で見かけることはほとんどありません。
特に年々ピンクダイヤモンドの生産量が減少していることもあって、アーガイル鉱山は2018年前後で採掘を終了すると言われています。
これらの要因や限られた鉱山でしか採掘できず、限定の流通量が決まっていることもありその価値は上がり続けています。
採掘できなくなる=新しいピンクダイヤモンドが市場に出回ることがなくなります。
ピンクダイヤモンドの石言葉
ダイヤモンドなどの宝石には色によってもともと持っている石言葉があります。
ピンクダイヤモンドの場合は「永遠の愛」になり幸せや愛情をイメージさせることから結婚指輪や婚約指輪に選ぶ人が多いようです。
柔らかい女性らしい色になるので、とてもロマンティックな印象になりますね。
またピンクダイヤモンドは流通量が少なくなっていることもあり投資目的で所持している人もいるのだとか。
特別な相手に贈るならピンクダイヤモンドがおすすめです。
まとめ
カラーダイヤモンドのピンクは特に希少性が高くなかなか手に入らないものです。
淡いピンク色が入っているだけで女性の優しさを表してくれる色合いでもあり、幸せを印象づけてくれます。
特に天然のピンクダイヤモンドになると少し紫がかった色味になるので、大人っぽい印象になります。
同じピンクダイヤモンドでも色合いが異なりますので自分の好きな色を選んでみてくださいね。