ダイヤモンドといえば純白をイメージする人が多いと思いますが、爽やかな「ブルーダイヤモンド」が世界的にも人気があります。
ダイヤモンドなのに青!?と驚く人もいるかもしれません。
甘すぎず透明感のある美しい青は見ているだけで虜になってしまうほどの美しさです。
そもそもブルーダイヤモンドとはどんなものなのか?具体的に紹介していきます。
ブルーダイヤモンドとは?
ブルーダイヤモンドはダイヤモンド全体の0.00001%の確立でしか発掘されることがなく、その希少性の高さもあって「神様のきまぐれ」と呼ばれることがあります。
そのため市場に出回ることはほとんどありません。
むしろ偶然でも見かけることがあればラッキーともいえるのが、ブルーダイヤモンドといえるのではないでしょうか。
かつては無色透明のダイヤモンドが最高級品だと言われていました。
色が入っているダイヤモンドになると最も価値の低いものと言われることが多かったのです。
その認識が変わったのは、イエローダイヤモンドが人気になり、それと同時にブルーダイヤモンドも注目されるようになったことにあります。
ブルーダイヤモンドはどうやって誕生したの?
どうやってブルーダイヤモンドが誕生したのか?気になる人もいると思います。
ブルーダイヤモンドができるのは結晶格子に不純物が混ざることによって着色します。
そこにホウ素が交じることによって産出されます。
そもそもダイヤモンドが誕生する過程で、地中海の奥深くにホウ素が存在しているはずがないので、ブルーダイヤモンドが誕生すること自体が本当に奇跡でもあるのです。
どうしてホウ素が存在していたのかは今でも謎だと言われています。
海外のネイチャー誌で2018年8月2日に掲載された内容に、興味深い記述を発見しました。
ブルーダイヤモンドはとても深いダイヤモンドだといい、地球のはるか深い場所にて結晶化することでダイヤモンドが生まれるとしています。
ホウ素は古代の海洋から派生された可能性があるというのです。
少し難しくなってしまうのですが、海水が海底に浸透すると化学反応を起こします。
ホウ素が海洋リソスフェアに蓄積します。
上昇した温度と圧力が含水鉱物を破壊したあとに、ダイヤモンドの成長因子となるホウ素が濃縮された液体が流出され、個体鉱物を囲んでいる薄層とメタンや水素が共存することによってホウ素が濃縮しダイヤモンドの成長を促したと考えているのです。
2016年に発見されたことによって地面から何百キロも離れた地下で作られた、スーパーディープダイヤモンドはとても価値の高いダイヤモンドであると考えるようになったのです。
ブルーダイヤモンドが高額な取引をされる理由
同じブルーダイヤモンドの中でも処理がされておらず発色がきれいなものは貴重性が高いとされています。
一般の人が手を出すのは難しいと言われるほど高価な価格がつくこともあり、なかなか購入できるものではありません。
例えば2014年に南アフリカの首都近郊にある鉱山にてブルーダイヤモンドが発見されました。
今までのブルーダイヤモンドとは違うビビットブルーだったこともあって世界中から注目されています。
実際にオークションでは1カラットが180万ドルになると言われており、日本円だと約1億8,000万円になり、それ以上の価値になるのではと言われています。
ダイヤモンド自体はもともと高価なものですが、こんなに高額な価格で取引されていると考えると驚きですね。
ちなみにブルーダイヤモンドが使われた映画があるのを知っていますか?
実話をもとに作られたタイタニックでハート型の青いダイヤモンドがあったのを覚えていますか?
物語の冒頭で老いたローズがジャックとの思い出を懐かしみながら海に投げるシーンで見たことがあると思います。
そのぐらい希少性があり庶民にはなかなか手に入らないダイヤモンドでもあったのです。
ブルーダイヤモンドの石言葉が気になる
カラーダイヤモンドにはそれぞれ石言葉があります。
ブルーダイヤモンドには「幸福を願う」という意味があります。
身につけると知るべきことを知れるともいわれており、知性の石としても知られています。
婚約指輪や結婚指輪などに使う人もいて、お互いが隠し事をせずに家庭を築いていくと考えると、とても合ったダイヤモンドの石言葉だと思いませんか。
ブルーダイヤモンドの前では誰もが嘘をつくことができなくなりそうですね。
また、お互いの絆を強める意味や効果もあり、大切なじん性のパートナーへの贈り物に最適だと言われています。
信頼関係を作ってくれるダイヤモンドです。
まとめ
カラーダイヤモンドの中でも、ブルーダイヤモンドはなかなか見かけません。
それだけ高い価値があり透き通るような空や海をイメージさせるとても美しい色をしています。
無色透明のダイヤモンドが多い中で、ブルーのダイヤモンドは目立ちますし石言葉もとても素敵ですね。
それだけ魅力を秘めたダイヤモンドといえるのではないでしょうか。