高価な時計として有名なロレックスですが、意外と使いにくいと思っている人も少なくありません。
実際に持ってみると、メンテナンスや、支払いで後悔することや、他のオーナーのことが気になってしまうこともあります。
今回は、ロレックスを購入した後にありがちな、後悔してしまうポイントを踏まえて、自分に合った時計の選び方や、実際に後悔してしまったときの対処法などを解説します。
ロレックスを買ってからわかる後悔の理由7選
高級腕時計の一つであるロレックスは、品質の高い素晴らしい時計で、資産としても価値が高いですが、意外と使い勝手が悪かったり、メンテナンスに手間やコストがかかったりなど、実際に所有して、はじめてわかるデメリットも少なくありません。
ロレックスのオーナーが感じやすい後悔のポイントを7つ解説します。
メンテナンスに費用がかかる
ロレックス購入後の後悔の理由として多いのが、メンテナンスに費用がかかることです。本来、腕時計は多くの部品からできており、使用していくうちに、部品の劣化や潤滑油の枯渇などによって、故障しやすくなります。故障を未然に防ぐために、3~5年に一度、オーバーホールと呼ばれるメンテナンスが必要になります。
オーバーホールとは、経験豊富な技術者が時計を分解、洗浄し、潤滑油の注入や、摩耗しているパッキンの交換などの作業を行うことです。
腕時計の種類や使用頻度によって、オーバーホールが必要になる年数は異なりますが、故障してからでは遅いので、余裕を持って行う必要があります。
ロレックスも例外ではなく、このオーバーホールという作業が必要になります。
ロレックスであれば、依頼をすれば、メーカーでオーバーホールを行ってもらえますが、メーカーに依頼した場合、基本料金だけで45000~85000円程度かかり、他に追加で作業が生じたり、部品の交換などがあったりした場合は、さらに追加で費用がかかります。
特に、外部にさらされている風防や、時計の針やカレンダーの日にちを調整するための部品であるリューズ、緩みや伸びが生じてしまったブレスレット部分は、何か問題が起こると基本的に部品交換になります。
結果、メンテナンスがかなりの高額になってしまうことも少なくありません。
そのため、予想外の出費となってしまい、ロレックスの購入を後悔するオーナーも少なくないのです。
普段使いしにくい
普段使いがしにくい、という点も、ロレックス購入後の後悔として挙げられやすい点です。
ロレックスの腕時計は価値が高いため、高価な買い物となり、それを普段から身に付けることによって、傷をつけてしまうことを恐れてしまい、使うことができないと言う人も少なくありません。
また、ロレックスの腕時計は、デザインによってはかなり目立つ時計もあるため、スーツや普段着に合わせて使用することが難しいこともあります。
腕時計と服装が合わないのに、無理して付けていると、変に目立ってしまうことになるので、ロレックスの腕時計を使う際には、服装や小物とトータルコーディネートを考えた方がよいでしょう。
ちぐはぐな恰好では、いかに腕時計がロレックスと言えど、周囲にあまり良い印象を与えないので、注意しましょう。
ロレックスに対して、成金やおじさんっぽいといったイメージを持っている人も中にはいます。
特にゴールドを使っているデザインの腕時計やコンビモデルはそのような印象を抱かれている傾向が強く、ある程度の年齢の人が使うならまだしも、若い人がそのような時計を普段使いしていると、どうしても目立ってしまいます。
また、ロレックスの時計を付けていることによって、「無理をしている感」や「頑張って背伸びしている感」が強く出てしまうので、日常的に使いにくいといった人も少なくないようです。
ゼンマイの巻き上げに手間がかかる
ロレックス購入後の後悔として、ゼンマイの巻き上げが面倒という声もあります。
ロレックスの腕時計の多くは自動巻きであり、毎日身に付けていれば、自動でゼンマイを巻き上げてくれる機能がありますが、基本的に毎日付けることが重要であり、それに加えて、腕時計を付けた方の腕をある程度動かすことが必要になります。
数日間時計を付けていなかったり、時計を付けた腕をあまり動かさなかったりといったことによって、自動でゼンマイを巻くことができなかった場合、時計が止まってしまうので、自分でゼンマイを巻く必要があります。
偽物を買ってしまった
意外と多いのが、ロレックスの偽物を購入してしまったというものです。
元々、ロレックスは人気ブランドということもあり、偽物が多く出回っているブランドの一つではあります。
偽物の中には雑な作りのものも多く、誰が見ても偽物と判断することができる品物も。
ただし、偽物のコピー能力もどんどん巧妙化してきており、素人はもちろん、普段ブランド品などの鑑定をしているような人であっても、間違えてしまうほど巧妙になってきているものも少なくありません。
日付の切り替わり方や秒針の音などを確認することで、なんとか見分けられるスーパーコピー品も存在します。
正規の販売店で購入すれば本物であることは間違いありませんが、個人店や並行輸入店などで購入する場合は、偽物を購入してしまうリスクも少なからずあるので、注意が必要です。
メーカーでメンテナンスを断られるような場合は、偽物である可能性が高いでしょう。
また、買取店で査定を受けて発覚することもあります。
買った後に値下がりした
ロレックスを購入後、なんらかの理由で同じ商品が値下がりしていた、などということも少なくありません。
ロレックスは、その人気の高さから、市場において安定した需要があり、ある程度の換金率が狙えるため、腕時計としてだけではなく、資産として購入する人も多いです。
特に、コロナ禍で生産量が減少したため、価格は高騰の傾向にあり、同じロレックスなのに、数年前に比べて、買取価格の相場が上昇しているモデルも少なくありません。
ですが、ロレックスの全モデルがこのような状況にあるわけではないため、モデルによっては購入後に値下がりしていて、購入したことを後悔するといったケースも少なくありません。
ロレックスで価格が高騰しているのは、人気のあまり正規店では品切れとなり、並行輸入店ではプレミア化されるような、一部のスポーツモデルであることを知っておく必要があります。
支払いで経済的に苦しくなった
ロレックスは、安価なモデルであっても数十万円から、高価なモデルになると100万円を超える腕時計も少なくありません。
現金一括で購入できればよいのですが、そうでなければローンを組んで分割で支払っていくことになります。
元の時計の価格や、ローンの条件にもよりますが、組み方によっては年単位で毎月返済していくことになるケースもあるでしょう。
購入する時は良くても、その後、突然返済が難しくなってしまうことも考えられます。
そのようなときに、ロレックスを購入したことを後悔する人が少なからずいます。
飽きてしまった
「飽きてしまった」という人も少なくありません。
ロレックスに限った話ではありませんが、高級ブランドの時計は、その価格と貴重性ゆえ、何本も所有し、日替わりで付け替えるという人は極僅かです。
一本、もしくは二本程度購入し、ほぼ毎日着用するといったケースがほとんどでしょう。
毎日見ていると、どんなに高級な時計であっても、慣れが出てきてしまい、飽きてきてしまうこともあります。
そうなると、扱いが雑になってしまったり、仕舞いこんでしまったりといったケースも少なくありません。
ですが、ロレックスを買い替えることも容易ではないため、後悔に繋がるケースが多いです。
後悔しない高級腕時計の選び方
高級腕時計のロレックスでさえ、購入後に後悔してしまうことは少なくありません。
ですが、せっかく高い買い物をして手に入れるのですから、後悔しないでずっと使い続けることが理想的です。
後悔しないように選ぶにはどのようにしたらよいのか、解説していきます。
着用シーンに合わせる
購入後に後悔しないためにも、最初から着用シーンを考えて選ぶことが重要です。
腕時計は、さりげない存在のようでいて、モデルやデザインによっては、かなり目立ってしまうこともあります。
どのようなシーンで着用する予定なのか、購入しようとしている腕時計は、そのTPOに合っているのかを考えましょう。
例えば、仕事などで日常的に使用するのであれば、スーツや仕事用の服装に似合うかも重要ですが、上司や取引先からの印象も重要です。
悪目立ちしてしまうと、印象が悪くなってしまうこともあるので、控えめなデザインのモデルを選ぶとよいでしょう。
パーティーや式典など、特別な場で使用するために購入するのであれば、ラグジュアリーなデザインを選ぶようにし、アクティビティやスポーツなどでも使用するようでしたら、スポーツ用のモデルや、防水がしっかりしているものを選ぶとよいでしょう。
予算を明確にする
購入前に予算を明確にしておくことも重要です。
ロレックスは数十万円の腕時計から、100万円を超えるモデルまで、幅広い価格帯を取り扱っています。
購入したい腕時計が一括で購入できなければ、ローンを組んで返済することになりますが、購入する時は大丈夫だと思っていても、実際の返済中に支払いが難しくなってしまうケースも少なくありません。
せっかく購入した腕時計を手放さなくてはならなくなるケースもあります。
そのような事態にならないために、購入する前に、自分の経済状況と欲しい腕時計の価格を照らし合わせるようにしましょう。
具体的に、ここまでだったら大丈夫、という支払計画が出来ていれば、無理なローンを組むことなく、返済することが可能です。
どうしても高価なモデルの時計が欲しいのであれば、新品ではなく、中古品を検討してみるのも一つの方法です。
実際に使ってみる
購入したい腕時計が見つかったら、そのまますぐ購入、ではなく、購入前に少なくとも一度は試着するようにしましょう。
目で見た印象と、実際に付けてみた印象は異なることが多く、実際に付けてみることによって、ケースサイズや機能、針や盤面の感じなども、具体的にイメージすることができます。
ロレックスのような高級時計は、購入して、「イメージと違うから」、「気に入らなかったから」と言って、すぐに別の腕時計に買い替えるということが難しいので、購入前に使用感を確認しておくことは重要です。
試着だけではよく分からないから、しばらく使ってみたい、という人には、高級腕時計のレンタルサービスもあるので、そちらの利用を検討してみてもよいでしょう。
月に数千円から、数万円程度かかる腕時計もありますが、実際に購入しようとすると、100万円前後になることも少なくないため、このような大きな買い物で後悔しないためにも、先に使用感を知っておくことは重要です。
ロレックスを買って後悔したときの対処法
ロレックスを購入したことによって、後悔した場合、そのまま腕時計を所有し続けるのもよいですが、知り合いに譲る、買取店に売却するなどの方法もあります。
高価な買い物ですが、実物を見ていても後悔しかないのであれば、手放すといった選択肢を考えてみてもよいのではないでしょうか。
誰かに譲る
勿体ないですが、購入したロレックスを見ていても後悔の念しか湧いてこないのであれば、友人や知人、家族などに譲ってしまうのも一つの手です。
ロレックスは、時計としてももちろん機能的なものですが、時計として利用しなくても、その物自体に資産価値があります。
また、市場の人気も高いため、自分で使う予定がなくても欲しがる人は少なくないでしょう。
メンテナンスをしっかりすれば、かなりの長期間使用することが可能。
自分に子どもがいるのであれば、財産として子供に譲るという方法もあります。
ただし、誰に譲るにせよ、110万円を超える譲渡の場合は、贈与税の対象になる可能性がありますので、注意が必要です。
買取店に売却する
譲渡する相手が見つからない場合、買取店に売却するという方法があります。
ロレックスは、その知名度や品質の高さなどから需要が高く、特にスポーツモデルなどは定価以上の価格で売買されることも少なくありません。
タイミング良く売却をすれば、購入したときの価格以上の値で売ることも可能になり、他の腕時計の購入資金にすることができます。
「買取エリート」であれば、ロレックスはもちろん、ロレックス以外のブランド品も買い取り実績が豊富で、安心して売却することができます。
また、コスト削減や、独自の販売ルートの確保などの企業努力により、高価買取も可能です。
店舗に直接持っていく買取方法の他、出張買取や宅配買取も行っており、手数料無料で利用することが可能。
事前にLINEで写真を送っておくと、大体の買取価格を提示してくれるので、気軽に利用することができます。
買って後悔しているのであれば、一度試してみると良いでしょう。
ロレックスを買って後悔したら早めに売却しよう!
高級で、資産価値も高いロレックスの腕時計ですが、人によっては、購入したことを後悔することや、使いにくさを感じることも少なくありません。
ロレックスを売却するのであれば、需要が高く、買取価格も高値が付くうちに早めに売ってしまった方がよいでしょう。
買取エリートであれば、安心して取引ができますし、より高価な価格が付くこともあるので、選択肢のうちの一つとして考えてみてもよいのではないでしょうか。