近年、腕時計メーカー「ロレックス」の商品は人気が急騰しています。
そのため、有名モデルは正規販売店で入手困難になりました。
定価購入したくても目当ての商品が見つからず、予約を考えている人もいるでしょう。
この記事では、ロレックスが品薄になった理由を紹介しつつ、予約購入の可否やそれ以外の購入方法、予約できないときの対策などを解説します。
ロレックスの人気モデルは定価購入が難しい!
そもそもロレックスは、昔から決して簡単に入手できる腕時計ではありませんでした。
伝統があり機能性も高いロレックス商品は、世界中から需要のある高級品だったからです。
人気モデルが販売店に入荷しても、すぐに店頭から消えてしまう現象は珍しくありませんでした。
しかも、近年ではロレックスの人気がますます上がり、品薄状態に拍車がかかっていました。
なぜなら、注目モデルが次々に開発されたうえ、メディアの影響でブランドイメージが浸透したからです。
たとえば、デイトナやサブマリーナといったスポーツモデルは、すでに正規販売店には並ばないほど予約が殺到しています。
こうした状況を受けて、「ロレックスマラソン」という言葉も生まれました。
ロレックスマラソンとは、欲しい商品を求めている愛好家が正規販売店をマラソンのようにかけめぐることです。
ただし、そこまでしても人気モデルを手に入れられるわけではなく、ロレックスの希少性はますます高まっています。
ロレックス側はできるだけ多くの人が商品を買えるよう、購入制限を設けるなどの対策も施してきました。
それでも、消費者の絶対数が多いので、決定的な解決方法にはなっていません。
世界的なロレックスの品薄状態は続いており、正規販売店での定価購入は非常に困難です。
ロレックスが品薄になった理由
正規販売店でロレックスの人気モデルを手に入れられない状態は、当たり前になりつつあります。
その大きな原因は「生産量の少なさ」でしょう。
ロレックスは職人の洗練された技術によって、数々の人気モデルを生み出してきました。
逆をいえば、ロレックス商品を製造できる場所は限られています。
そのうえ、できあがった腕時計は厳格な検査にかけられ、テストも注意深く行われています。
これらの基準をクリアしたものだけが販売されているので、ロレックス商品は絶対数が少なく、出荷までに時間がかかるのです。
あまりにもロレックスの品数が薄いままなので、一部の愛好家は「意図的に仕組まれている」と噂していました。
つまり、ロレックスがブランドイメージを高めるために、戦略的に生産量を抑えているという考えです。
しかし、この意見についてはロレックスが公式コメントを出して否定しています。
2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大も、ロレックスの品薄状態に影響しました。
感染状況がピークに達した時期、ロレックスも工場を一時停止させるしかありませんでした。
流通も滞り、商品の原材料を調達するのも遅れています。
結果的に、ロレックスの生産量はますます減ってしまいました。
それでも、ロレックスの需要自体は増えるばかりです。
ロレックスを身につけることは一種のステータスになっているだけでなく、純粋に品質を愛する人も少なくありません。
ロレックス商品については、需要に対して供給がまったく追いついていないのです。
しかも、リセールバリューの高さに着目した人々が、投資や転売目的でロレックスを買い漁るようになりました。
彼らの暗躍により、一般層が手に入れられるロレックス商品はどんどん少なくなっています。
ロレックスを予約できる正規販売店はある?
結論からいえば、日本国内でロレックスを予約できる店は正規ルートだと非常に少なくなっています。
なぜなら、ロレックス商品は生産量が少ないので、安定した入荷を見込めません。
予約を受け付けても、需要に応えられる保証がないといえます。
そのため、日本の正規販売店は予約を受け付けない方針です。
例外的に、ドレスモデルや不人気のモデルなら、予約が認められることもあります。
また、店側に取り寄せてもらえる可能性もゼロではないでしょう。
ただし、予約や取り寄せの可否は店舗によって異なります。
「不人気モデルならどの店舗でも予約できる」とはいいきれないのが実状です。
あくまでも店舗側の親切の一環で、入荷の連絡をくれるところもあります。
こうした店舗に欲しいモデルを伝えておけば、入荷時に教えてくれます。
もちろん、この方法は確実な予約ではありません。
同じように連絡を希望する人も多いので、入荷してもすぐ売り切れてしまう恐れがあるでしょう。
もしも日本の正規販売店にこだわらなければ、予約をすることは可能です。
たとえば、ハワイの海外正規販売店では「ウェイティングリスト」を設けています。
このリストがある店舗では希望のモデルを伝えたら、購入の予約ができます。
そのかわり、いかなるときでもウェイティングリストがあるわけではなく、絶対に間違いのない方法とはいえないでしょう。
予約せずに正規販売店でロレックスを購入するコツ
日本の正規販売店でロレックスを予約するのは非常に難しいでしょう。
一方で、運よく在庫があれば人気モデルも対応次第で購入できます。
以下、予約をせずに、正規販売店でロレックスを買う方法について解説します。
正規販売店に通い続ける
まずは、「とにかく通い続けること」です。
日本国内のロレックス正規販売店は予約を受け付けていないうえ、入荷の連絡もしてくれるとは限りません。
つまり、正規店でロレックスを買うには入荷したタイミングで、店舗に行くしかないといえます。
頻繁に店舗へと通って、入荷状況をチェックするようにしましょう。
なお、ロレックスの人気モデルは入荷する頻度がとても低いので、「なくて当たり前」という気持ちを持つことが大事です。
たとえば、有名なスポーツモデルは月1本入荷するかというレベルです。
なくても気落ちせず、根気強く通い続けましょう。
当然ながら、いろいろな正規販売店を回っていると負担にはなります。
それでも、ロレックスマラソンを続けている人の中には、何百回も通ってようやく欲しいモデルを買えることが少なくありません。
あきらめないで、できるだけ多く店舗へと足を運ぶ気持ちが大切です。
購入したいモデルを絞る
さまざまなモデルを追い求めていても、効率的に情報を収集できません。
購入したいモデルを絞り込み、可能ならカラーまで決めてしまいましょう。
そして、店員に「あのモデルのこのカラーが欲しい」とまで伝えておくのがおすすめです。
ロレックスはモデルやカラーバリエーションが豊富なので、情報を限定すると店員も応答しやすくなります。
逆に、「人気モデルの在庫は何かないか」といった聞き方をしていると、店員から転売を疑われかねません。
ロレックスの正規販売店は腕時計の愛好家に商品を売りたいと考えています。
そのため、本気度の高い人とそうでない人では、対応も変わってきます。
自分の真剣さを伝えることで、店員からロレックス商品の情報を引き出しやすくなるでしょう。
家族と一緒に店舗へ行く
店員の警戒心を引き下げるには、「家族と一緒に来店する」のもひとつの方法です。
配偶者や家族といれば、店員から転売を疑われにくくなります。
さらに、「真面目な社会人」という印象も与えられるので、店員から丁寧に対応される可能性が高くなります。
また、家族連れの客は、配偶者や子供にも商品を買う場合があるでしょう。
店員からすると、家族連れは逃したくない客です。
熱心に接客してくれ、貴重な情報を収集できるケースも珍しくありません。
来店時は同伴者だけでなく、服装にも気を遣うのが得策です。
高級ブランドにふさわしくない格好をしていると、転売屋のような雰囲気が漂ってしまいます。
Tシャツやジーンズといったカジュアルなファッションは避け、ジャケットやスーツなどの清潔感あるアイテムを身につけていきましょう。
入手しやすいロレックスを購入する
ロレックスで人気があり、店頭に並びにくくなっているのはスポーツモデルです。
スポーツモデルはロレックスマラソンを続けていても、購入できるまでに時間がかかるでしょう。
一方、店頭に入荷されやすいのはドレスモデルです。
まずはドレスモデルを購入し、客としての実績を作るのはひとつの方法です。
正規販売店で買い物をした人は、ロレックス側のリストに入ります。
店員も実績のある人には、転売の疑いを抱きにくくなります。
今後、入荷の連絡や取り置きをお願いしやすくなるでしょう。
なお、購入したドレスモデルをつけて、店舗を訪れるようにするのがおすすめです。
自分でロレックスをつけている人は転売屋に見えません。
何より、ロレックスへの愛着を強くアピールできます。
ロレックスを予約できない場合の対処法
欲しいモデルがロレックス正規販売店では在庫切れで、予約もできないケースは少なくありません。
ここからは、ロレックス商品の予約ができないときの対処法を解説します。
ロレックスのレンタルサービスを利用する
店頭在庫でロレックス商品を買えないなら、レンタルサービスがおすすめです。
レンタルサービスは月額料金システムになっています。
毎月、決められた額を払っていれば、料金内のレンタルサービスを利用できます。
店頭在庫の少ないモデルをレンタルできることも珍しくありません。
レアなスポーツモデルを身につけてみたいなら、レンタルサービスをチェックしてみましょう。
また、レンタルしている間に装着感や使いやすさも確かめられます。
購入前のテストとしても、レンタルサービスは支持されてきました。
注意したいのは、サービスによって料金システムやラインナップが変わる点です。
保証内容が充実しているかどうかも調べておきたいところです。
複数のレンタルサービスを比較検討してから、実際に登録しましょう。
並行輸入品や中古品を購入する
正規販売店にこだわらず、他の店舗に行ってみる方法もあります。
たとえば、並行輸入店でもロレックスは購入できます。
独自ルートで新品や中古品を仕入れている並行輸入店は、本店と契約している正規販売店と品揃えが異なります。
正規販売店では見られないモデルが、店頭にある可能性も高いのです。
そのかわり、並行輸入店は商品の値段を自由に設定しています。
人気で数の少ないモデルになると、プレミアム価格になっているケースもありえます。
トップクラスの人気である「デイトナRef.116500LN」は定価が約172万円であるのに対し、2022年時点での中古価格は一時的に500万円を超えました。
並行輸入店では正規販売店よりも割高になる傾向があります。
逆をいえば、プレミアム価格がついているモデルは「手が出にくい」ことも意味します。
値段の問題を除けば、並行輸入店なら人気モデルの在庫をすぐに見つけられることもあるでしょう。
高額ロレックスの購入資金を準備する方法
ロレックスの並行輸入品や中古品にはプレミアム価格がついており、資金を準備するのには難航しがちです。
ここからは、ロレックスの購入資金を確保する方法について解説します。
ローンを利用する
ロレックス商品は数十万円するので、現金一括購入が難しいときはローンを考えましょう。
また、クレジットカードで購入するのもひとつの方法です。
クレジットカードがない人は、ショッピングローンを利用するのがおすすめです。
クレジットカードの限度額を超えてしまう場合も、ショッピングローンなら商品を購入できます。
基本的にロレックスの正規販売店の多くは、ローンに対応していません。
しかし、並行輸入店なら提携ローンを組める可能性があります。
そのかわり、ローンには金利がかかりますし、審査も通過しなくてはなりません。
審査結果次第では利用不可になる恐れもあるので要注意です。
所有するブランド品を買取に出す
購入資金が足りないときは、「すでに持っているブランド品を買取に出す」のも賢明です。
ブランド品は高価買取を見込めます。
また、店舗ですぐ現金化できるので、スムーズに資金を集められる方法です。
ただし、買取では適正な「査定」をしてもらわなくてはなりません。
もしも悪徳業者に買取を依頼してしまうと、実際よりも安く買取られてしまう危険があります。
ブランド品に強く、実績も豊富な買取専門店で査定をしてもらうようにしましょう。
おすすめなのは「買取エリート」です。
買取エリートはブランド品に強い専門店です。
幅広いブランド品の買取実績があるほか、経験豊富な鑑定士が在籍しており、市場調査を踏まえて買取価格が決められています。
つまり、相場から大きく外れた買取額が提示される可能性は低いといえます。
宅配や出張での買取もでき、LINEで写真を送れば簡易査定も行ってもらえます。
利用しやすさも買取エリートの大きな魅力です。
予約は困難!どうしても欲しいロレックスは中古品も検討を
ロレックスはシリアルナンバーを確認することで、偽物かどうかを見分けられることもあります。
しかし、スーパーコピーなど精巧な偽物は、素人には判断が難しい場合も。
手元にあるロレックスの真贋がわからず不安な場合は、プロの目で査定してもらいましょう。
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