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公開日:2022/07/25

最終更新日:2024/12/03

ロレックスのエアキングは人気がない?実態や高く売れる買取店の選び方とは

ロレックスには数多くのモデルが存在し、どのモデルも一定の支持を獲得しています。

しかし、数あるロレックスのモデルの中でもあまり人気がないと言われるのが「エアキング」です。

不人気と言われる理由や、エアキングは中古市場では安く取引されているのかなど、気になっている人も多いことでしょう。

今回は、エアキングが不人気と言われる理由や、高く売れるモデル、高く売るための買取店の選び方について解説します。

不人気モデル?ロレックスのエアキングとは

ロレックスのエアキングは、1940年代後半に初代モデルのRef.4925が登場した歴史あるモデルです。

開発当時、ロレックスは航空業界と強い結びつきを持っていました。

そのため、航空業界への敬意を表してパイロットウォッチとして開発が行われ、飛行機のエンジンにデザインが似ていたことから「エアキング」の名がつけられたのです。

現存するロレックスの中では最古のペットネームを持つモデルとして、愛好家に知られています。

モデルの特徴としては実用性を保ちつつ余計な装飾や機能を削ぎ落とした「シンプルフェイス」と「シンプル機能」、そして「スモールサイズ」の三要素が揃ったデザインです。

これらの三要素は、最初のモデルであるRef.5500から長らく受け継がれてきた特徴でもありました。

また、比較的安価なモデルであることや、デイト表示がなくシンプルな操作が可能な点などから、ロレックスのエントリーモデルとして購入されることも多かったようです。

ロレックスのエアキングが「人気がない」とされた理由

長い歴史を持つエアキングですが、「人気がない」と評されるのは何故でしょうか。

以下では人気がない根拠と考えられるいくつかのファクターについて解説していきます。

購入制限に入っていなかった

ロレックスは、人気上昇によって転売目的での購入が増えるようになっていきました。

そのため、正規店でも人気モデルが売り切れ状態になってしまい、欲しい人が適正価格で購入できないという状況が発生してしまったのです。

一人でも多くの人がロレックスを購入できるようにするために、ロレックスの国内正規店では2019年11月より転売対策として購入制限を設けました。

具体的には、購入制限に指定されたモデルを購入した場合、他の購入制限に指定されたモデルは1年間、購入したものと同一のリファレンスや同一モデルの新作については5年間、購入が不可能となります。

2019年11月にこの制度が設けられた際には、デイトナやサブマリーナー、エクスプローラー、GMTマスターといった、人気のスポーツモデルが購入制限に指定されました。

しかし、この指定モデルの中にエアキングの名は入っていなかったのです。

このことから、「購入制限の必要がない」、すなわち「購入を規制するほど人気がある訳では無い」と解釈されてしまい、不人気というイメージがついてしまった原因になったと考えられます。

同じパイロットウォッチのGMTマスターの人気が高い

エアキングはパイロットウォッチに分類されますが、実はロレックスにはもう一つパイロットウォッチのモデルが存在します。それこそが「GMTマスター」です。

このGMTマスターは1954年に初代モデルが発売されて以来、多くの人に愛されるパイロットウォッチとしてその名を轟かせています。

そして、このGMTマスターはパイロットウォッチとして見た場合、多くの点でエアマスターには無いものを持っていたのです。

GMTマスターは、特徴的なツートンカラーのベゼルを備えていることで有名です。

このベゼルは24時間表示が搭載されている上に回転させることができます。

さらに、24時間で1周するGMT針が搭載されており、ベゼルとGMT針の両方を駆使することで2つの地点の現地時刻を同時に把握することが可能となるのです。

これらのデザインと機能を兼ね備えたGMTマスターは、ロレックスのスポーツウォッチの中でもデイトナやサブマリーナーなどと比肩するほどの高い人気を獲得するに至りました。

また、先述した購入制限には、2019年11月の制度開始当初よりGMTマスターが対象モデルとして指定されていました。

GMTマスターは中古価格が定価以上に高騰するケースもあり、転売商材という意味でも「狙い目」だったのです。

このように、豊富な機能や独特なデザイン、そして資産価値としての魅力などから、同じパイロットウォッチならばエアキングよりもGMTマスターを選ぶ、という人が多く、結果としてエアキングの存在感がGMTマスターの影に隠れてしまった可能性があります。

一時的に生産終了した

エアキングは1940年代から長きにわたってマイナーチェンジを繰り返し続け、時代に合わせた改良が加えられながらも販売され続けてきたロングセラーモデルです。

しかし、2014年に突如として行われたマイナーチェンジに、愛好家たちは驚愕しました。

なんと、代名詞である文字盤の「Air-King」のロゴが消えていたのです。

これはエアキングというペットネームが消滅し、オイスターパーペチュアルシリーズに吸収される形で販売が行われることを意味していました。

即ち、エアキングは事実上の生産終了が宣言されたのも同然だったのです。

生産終了は愛好家を悲しませるとともに、世間からの「人気のないシリーズ」というイメージをさらに増幅させる結果となりました。

人気がないからこそ、売上が見込めないためメーカーが生産終了に踏み切ってしまったという認識が、2014年のロゴ消失によって多くの人々に植え付けられてしまった可能性があります。

しかし、その2年後、エアキングは蘇りました。2016年に、従来から大きさとデザインを大きくリニューアルさせた上で、文字盤の「Air-King」ロゴを復活させた新生エアキングともいうべきRef.116900が突如としてカムバックを果たしたのです。

この復活劇に、多くの愛好家が喜び、胸をなでおろしたことは言うまでもないでしょう。

2022年にはRef.116900のデザインと大きさを受け継いだRef.126900が登場し、今後のエアキングはRef.116900を源流としてマイナーチェンジを続けていくことが予想されます。

文字盤のデザインが特徴的

1940年代に登場した最初のエアキングであるRef.4925は、先にも述べたように「シンプルフェイス」と「シンプル機能」が特徴でした。

余計なものを削ぎ落としたデザインが、シンプルであるがゆえの魅力を確立していたのです。

そして、エアキングはこのRef.4925から続くシンプルなデザインが脈々と継承されていくことになります。

風向きが変わったのは2007年です。

この年に発売されたRef.114200は、ムーブメントなどの内部機構はそのままに、外装を大きく変化させて登場しました。

それまでシンプルなデザインだった文字盤には大きなインデックスが刻印され、コンセントリックと呼ばれる同心円状の加工が施されました。

青文字盤やピンクインデックス文字盤などの彩り豊かなカラーバリエーションも登場し、それまでのシンプルなデザインとは打って変わっておしゃれさを前面に押し出し始めたのです。

この大胆とも言えるデザイン変更とバリエーションの増加には、愛好家達の間でも賛否両論がありました。

この脱シンプルとも呼ぶべき動きは、2016年のリニューアルにおいても見られました。

ロレックスの象徴である王冠マークはイエロー、ロレックスのロゴと秒針はグリーン、文字盤は黒で大きめに刻印されたインデックスは白と、実に4色もの色が使われているRef.116900は、非常に目立つデザインへと変貌を遂げたのです。

エアキングの愛好家の中には、このリニューアル後のエアキングに対して、ロレックスらしからぬカラフルなデザインが好みではないとして、敬遠する向きもあります。

愛好家からも賛否が分かれるデザインを根拠に、「エアキングは人気がない」とする言説も見られるようになりました。

ロレックスのエアキングは本当に人気がないのか?

2022年には、Ref.116900の中古市場における価格相場は100万円の大台に乗りました。

先述した供給不足に加えて、この年にエアキングが購入制限の対象モデルに指定されたのです。

供給不足による価格高騰が転売業者の目に留まり、一般の顧客が入手しづらい状況に拍車がかかってしまったのがその原因と考えられます。

この購入制限の指定によって、Ref.116000は中古市場において定価を超えるプレミア価格がつくほどになりました。

最早、需要がないという評価は過去のものとなったのです。

他のエアキングのモデルにも目を向ければ、いずれも大きな値崩れが起きていないことが特筆に値するでしょう。

中古価格は安定した状態で推移しており、中には定価の7~8割のリセールバリューを持つモデルも存在します。

このことからも、エアキングの人気が低いという評価は、必ずしも的を射たものではないと言えるでしょう。

高く売れやすいエアキングのモデル

人気がないという評価を受けながらも、上記の通り実際にはプレミア価格がついたRef.116900のように、中古市場において定価を超える価格で取引されるエアキングのモデルは少なくありません。

以下では、Ref.116900以外で高く売れやすいエアキングのモデルについて紹介します。

【最新のエアキング116900の買取価格相場ページはコチラ】

エアキングRef.14000M

エアキングRef.14000Mは、2001年から2007年にかけて販売されていたモデルです。

1990年から2000年頃までに販売されていたRef.14000のマイナーチェンジバージョンとして登場したこのモデルは、外装面ではそれまでのデザインを踏襲しながらも、内部機構であるムーブメントに変更が加わりました。

傑作と名高いCal.3130がついに搭載されたのです。

このムーブメントは、精度と耐衝撃性を向上させるための工夫が凝らされており、結果としてムーブメントの高い信頼性につながっています。

エアキングRef.14000M以外にも、サブマリーナノンデイトRef.114060やエクスプローラーIRef.114270など、多くのモデルがこのいCal.3130を搭載していることからも、このムーブメントの信頼性の高さを物語っていると言えるでしょう。

また、ケースサイズが34mmと小ぶりで軽いことや、文字盤のカラーバリエーションが豊富なこと、そして古き良きエアキングのシンプルなデザインを受け継いでいることなどから、男女問わず愛用され、高い人気を誇ります。

希少価値の高いウォッチとは言えませんが、かと言って流通量が特段に多いというわけでもありません。

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エアキングRef.14010

1990年頃~2000年頃まで販売されたエアキングRef.14010は、エアキングRef.14000M同様に中古市場において人気の高いモデルです。

前モデルであるRef.5500からモデルチェンジを果たしたRef.14010は、34mmのケースサイズとシンプルな文字盤を受け継ぎつつも、いくつかの変化が加わっていました。

まず、ベゼル部分が「エンジンターンドベゼル」と呼ばれる仕様となりました。

これは、放射線状の細かいラインを刻み、5分おきの位置に鏡面仕上げを入れているというもので、見る者にスポーティな印象を与える独特な仕様です。

このエンジンターンドベゼルを採用したモデルは少なく、Ref.14010を象徴する要素のひとつと言えるでしょう。

また、風防はそれまで使用されていたプラスチックからサファイアクリスタルへと素材が変更され、ムーブメントの精度も向上したことから、実用面でも使いやすさが向上しました。

エンジンターンドベゼルの珍しさと、それまでのエアキングの伝統を守ったシンプルなデザインの組み合わせ、そして実用面における利便性の向上は、生産終了してなおRef.14010の高い人気を支えるファクターとなりました。

特に黒文字盤の人気は高く、中古市場においても高価買取が期待できます。

【最新のエアキング14010の買取価格相場ページはコチラ】

エアキングを高値で売るための買取店の選び方

エアキングを売る場合は、中古品を取り扱う買取店に持ち込み、査定を依頼することが多いでしょう。

査定額は買取店によって変わるため、高く売るためには持ち込む買取店をしっかりと見極める必要があります。

以下では、買取店を選ぶために注目すべき具体的なポイントについて解説します。

ロレックスの取引実績が豊富にあるか?

中古品を取り扱う買取店は、世の中に数多く存在します。

その中からロレックスの査定を依頼する買取店を選ぶには、何よりも「ロレックスについての理解度が深く、正しい鑑定スキルを持っているか」が重要となるでしょう。

ロレックスについての知識が乏しければ、持ち込まれた品物についてどれほど希少価値があるのか、品物の状態が良いのか悪いのかなどを正確に判断することは難しいです。

結果として、本来装飾であるはずの彫刻部分を傷とみなされるなどの問題のある査定を連発された挙げ句、不当に安い査定金額を提示されてしまう恐れがあります。

ロレックスについての知識を持っているかどうかを判断するためには、その買取店がこれまでにどれだけロレックスを取り扱ってきたかを確認すると良いでしょう。

買取店の公式サイトでは、これまでの買取事例を公表しているケースも少なくありません。

その中で、ロレックスの買取事例があるかどうかを探してみることをおすすめします。

買取実績が豊富であれば、それだけこれまでに多くのロレックスを査定していることになりますから、査定の制度も高いことが期待できます。

また、実際に価格査定を行うのは買取店に所属している査定士ですから、不安ならば査定士に色々と質問をしてみると良いでしょう。

質問に対して正確な答えが返ってくるならば、その査定士はロレックスに対する知識を有していると判断でき、安心して品物の査定を任せることができます。

店舗としての買取実績が豊富でも、ロレックスの知識を持っている査定士が不在という可能性もありますので、事前に査定士が常駐しているかどうかをしっかりと確認することも忘れないようにしましょう。

再販ルートが確保されているか?

買取店は、買い取ったロレックスをメンテナンスした後に、中古品として再販することで利益を得ています。

そのため、再販しても売れないと判断される商品は安く買い叩かれたり、そもそも買取を拒否される可能性もあるのです。

買取店が再販を行う方法としては、自社店舗で直接顧客に販売する、百貨店などの小売業者で販売してもらう、ネット上で通販を実施する、

オークションに出して卸売業者に売る、海外へ輸出するなど、様々な手段が挙げられます。

この再販ルートを多く確保している買取店は、買い取ったロレックスを再販できる可能性が高いと言えるでしょう。

結果として買い取ったロレックスを在庫として死蔵するリスクが小さくなるため、高額査定を行う余裕が生じます。

つまり、再販ルートの豊富な買取店は、査定額も高額になりやすいと言えるでしょう。

また、再販ルートの他に、修理工房を持っているなど、自社でメンテナンス可能な体制が整っているかどうかもチェックしておくと良いでしょう。

自社メンテナンスが可能であれば、それだけメンテナンスコストを小さくできるため、自社メンテナンスができない買取店よりも査定額が高くなりやすいのです。

1円でも高く買い取ってもらいたいならば、買取店を選ぶ際に再販ルートとメンテナンス体制の状況をチェックしておく癖をつけておくと良いでしょう。

実店舗があるか?

ロレックスなどの高額なブランド品は、できることなら実店舗に持ち込み、目の前で査定を行ってもらったほうが安心できます。

そのため、実店舗を多く展開しているか、自分の家の近所に実店舗が存在するかどうかは買取店選びにおいて重要な判断ポイントのひとつと言えるでしょう。

実店舗が多数展開している買取店は、それだけ多くの査定士を抱えていることを意味しますから、実績があり信頼に値する買取店という評価が可能です。

また、実店舗であれば、査定を担当する査定士と直接やり取りができますから、その場で買取価格に関する交渉も可能です。

交渉がうまく行けば、買取価格が上がることもあるため、この点でも実店舗への持ち込みはお得であると言えるでしょう。

何より、宅配買取と異なり送料が一切かからないというメリットも存在します。店舗に行けない、近くに店舗がない場合は宅配買取という選択肢もありますが、「品物を送ったら連絡がつかなくなった」「売却を断ると品物にキズを付けて返却された」といったトラブルを起こす悪質な業者に引っかかってしまう可能性もあります。

トラブルに遭遇してしまえば、二度と品物を売れない状態にされてしまったり、詐欺などの犯罪に巻き込まれてしまうなど、高値での売却どころではない事態に発展してしまうことでしょう。

国民生活センターも宅配買取の利用については注意喚起を行っているため、宅配買取を利用する際には信頼できる買取店をしっかりと見極めるのが重要です。

買取価格は妥当か?

ロレックスを1円でも高く売りたい場合は、そのモデルの買取価格の相場について理解しておく必要があります。

というのも、買取相場はそのモデルがどれだけ価値があるかを知る一つの指標となるからです。

傷や汚れがあれば買取相場よりも安くなるでしょうし、逆に状態が良かったり希少性の高いカラーだったりすれば、買取相場よりも高値で買い取ってもらえる可能性があります。

しかし、買取相場について知らなければ、提示された査定額が高いのか安いのか、なぜその査定額になったのかといった判断がつかず、損をしてしまう恐れがあるのです。

相場について知るには、ネットで買取相場を調べる他にも、一括査定サイトを利用したり、いくつかの買取店に個別に査定を依頼して査定額を比較するという方法があります。

実際にどれだけの買取相場となっているのかを把握した上で、自分が納得できる買取店に買い取ってもらうようにすると良いでしょう。

この時、査定額をコロコロと変えてきたり、やたらとすぐに売るように要請してくる買取店には要注意です。

相場について知られる前に不当に安い金額で買い取ろうと目論んでいる可能性があります。

「買取エリート」ならエアキングも高価買取!

エアキングを売るならば、「買取エリート」がおすすめです。買取エリートはロレックスをはじめとして様々なブランド品を取り扱っている買取専門店で、全国に展開しています。

ロレックスの買取実績は豊富で、これまでにエアキングを含めた数多くのロレックスのウォッチの査定を行ってきました。

公式サイト上で実際に買取を行ったロレックスのウォッチについて、写真つきで紹介しているため参考になることでしょう。

各店舗にはロレックスについての知識が豊富な査定士が常駐しており、正確な査定が可能です。

また、査定士一人ひとりが査定額に関する裁量権を与えられており、価格の交渉もしやすい体制が整っています。

自社でのメンテナンス体制が整っているため、多少状態が悪くとも高価買取に応じてもらえる可能性があり、その点でも信頼できる買取店と言えるでしょう。

ロレックスに不人気モデルなどない!エアキングも査定に出そう

エアキングは決して不人気モデルではありません。

型番によっては高値でやり取りされているものもあり、何より多くの人に愛されている事実がそれを証明していると言えるでしょう。

不要なエアキングを所有しているならば、一度査定に出してみることをおすすめします。

なお、その際に少しでも高値で売りたい場合は買取店選びが重要です。

まずは一度、エアキングの買取実績が豊富な買取エリートに問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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