iPhoneの新機種が欲しいとき、今まで使っていたiPhoneを買い取ってもらえるなら売って購入資金の足しにしたいですよね。
でも、長く使っていたiPhoneはバッテリーが劣化していて、電池が1日も持たない状態になっていることはよくあります。
そんなiPhoneでも買取はしてもらえるのでしょうか。
また、買取をしてもらえるとしても、バッテリー劣化によって買取価格はどのくらい変わるのでしょうか。
今回はバッテリー劣化したiPhoneの買取について解説します。
iPhoneはどのくらいでバッテリーが劣化する?
スマホのバッテリーは充電して繰り返し使用できるとは言え、長い目で見れば消耗品です。
iPhoneのバッテリーも同様で、普通に使っていても数年で、ヘビーユーザーなら1年以内にはバッテリー劣化を体感するでしょう。
iPhoneのバッテリーに使われているのはリチウムイオン電池で、現代の高機能スマホに対応できる高い電力量を持つのが特徴です。
耐性年数や充電速度についても、旧来の携帯電話に使用されていたバッテリーよりも大きく改善されています。
しかし、どんなにバッテリーの性能が向上しても寿命がある消耗品に変わりはありませんから、バッテリーの劣化を避けることは不可能です。
機種や使い方にもよりますが、一般的な使用ではiPhoneのバッテリー寿命は3年から4年と言われています。
著しいバッテリー劣化が起こると誤作動や不具合が発生する可能性が高く、本体故障の原因ともなります。
そのため、使用が困難になるほどバッテリー劣化したiPhoneは高価買取をしてもらうことは難しいでしょう。
iPhoneの買取の査定基準とは?
iPhoneの買取価格は、買取を行う業者の査定基準にしたがって決められます。
通常、新品同様で付属品の欠品がなければ高額の買取価格が付きますし、目立つ傷があれば査定が大きく下がります。
バッテリー劣化は減額対象となる場合が多く、バッテリー劣化それ自体で買取をしないという業者は少ないです。
買取不可になる状態の例を挙げると、初期化(リセット)ができないものや、各種アカウント・パスワードロックがかかっているもの、充電や起動ができないもの、ネットワークおよび通信機能に以上があるもの、タッチパネルや本体のボタン・スイッチが反応しないもの、などです。
業者によって細かい査定基準は異なりますが、基本的にはバッテリー劣化だけで買取不可にはなりません。
ただし、充電ができないほど劣化しているときは買取されないこともあるので注意が必要です。
iPhoneのバッテリー劣化が買取価格に与える影響は?
iPhone本体の外観状態がよく、ボタンやスイッチ、タッチパネルにも不具合がない場合、高額の買取が期待できます。
もしバッテリー劣化だけが査定にかかわる要素だとしたら、買取価格に与える影響はどのくらいでしょうか。
一般的に、バッテリー劣化したiPhone買取価格は通常より20~40%ほど下がると言われています。
仮に5万円で買取してもらえるiPhoneなら、バッテリー劣化を理由に1~2万円の減額がされるということです。
iPhoneのリチウムイオン電池の寿命が3年程度ですので、それ以上の長期にわたって使用したiPhoneを売るときは大幅な減額が予想されます。
逆に使用期間が1年程度でバッテリー劣化がそれほど起こっていないのなら、買取価格への影響はほとんどないはずです。
iPhoneはバッテリー劣化していても買取してもらえるが減額の可能性はある
バッテリー劣化したiPhoneでも、本体や画面にひどいキズや破損がなく、使用上の不具合がなければ買い取ってもらえます。
ただし、最大で40%程度の減額がありうることは覚えておきましょう。
バッテリー劣化が買取価格へ与える影響は小さくないため、iPhoneを売るつもりなら使用期間は2年以内にとどめて機種変更しましょう。
また、普段使うときにもバッテリーに負荷を与えすぎないよう注意が必要です。
長時間ゲームをしたり、高温環境下で使用したりするとバッテリーの寿命が早く縮みます。
また、過充電などもバッテリー劣化の大きな原因となりますから、充電器につなげっぱなしにしないようにしてください。
バッテリー劣化が起こっていても買取業者によってはあまり減額しないケースもあるので、まずは査定を受けてみることをおすすめします。
意外と高額な買取価格を提示されるかもしれませんよ。