カラーダイヤモンドが気になっている人の中で、比較的手頃な価格帯で優しい色合いの「ブラウンダイヤモンド」を検討している人もいるのではないでしょうか。
艶やかなダイヤモンドも華やかな印象になっていいのですが、落ち着いた風合いは年齢を問わずに使えますし、シックで上品な印象になります。
そんなブラウンダイヤモンドとはどんなものなのか?特徴や価格について詳しく說明していきます。
ブラウンダイヤモンドとは?
結晶格子の歪みによって生まれたのがブラウンダイヤモンドです。
別名シャンパンダイヤやコニャックダイヤなんて異名も持っています。
薄いブラウンのシャンパンダイヤは女性誌などで一時期取り上げられていたこともあるので名前を知っている人もいるかもしれません。
また、日本で使われるようになったのは最近ですが、2世紀頃のローマ人はリングなどにブラウンのダイヤモンドをセットしていたと言われています。
1980年台までアーガイル鉱山にて豊富に産出されていた時代は、かつては粗悪品などと言われることもあり、工業用のダイヤモンドなんて言われることもありました。
当時からオーストラリア人はこれらを磨いてアクセサリーにする習慣があり、ブラウンの色の濃さによって名前を付けていました。
ブラウンダイヤモンドの知名度が上がるまでにかなりの時間がかかったようです。
そのためブラウンダイヤモンドは安価で取引されるダイヤモンドでしたが、近年は人間の肌に自然に馴染む、ナチュラルカラーとして注目されるようになりました。
大人の女性の魅力を引き出す色でもあり包容力に溢れた色合いが特徴です。
似ているものでイエローダイヤモンドもありますが、少し華やかな印象になりすぎてしまいなかには苦手意識を感じてしまう人もいます。
どちらにしようか悩んだときにブラウンダイヤモンドを選ぶ人が多いようです。
ブラウンダイヤモンドは厳格な基準のもとで見ると「ファンシーダイヤモンド」に分類されるため、カラーダイヤモンドには分類されていません。
宝石学研学会(GIA)でも認定されていない、カラーのダイヤモンドとなります。
ブラウンダイヤモンドの中でも特に高価なコニャックダイヤ
宝石がブラウンなんて…と考える人も多かったといいます。
一部ではクズダイヤなんて言われることもありダイヤモンドといえば、無色透明をイメージする人が多かったことが関係しているようです。
基本的にブラウンの色味が濃ければ濃いほど価値が高くなる傾向にあります。
シャンパンダイヤは薄いブラウンをしているので、なかには通常のダイヤモンドと大差なく良く見なければわからないなんて声もあります。
特にコニャックダイヤと呼ばれる、ブラウンの色が鮮やかで深く落ち着きのある色合いのものは世界中から高く評価されています。
その結果ブラウンダイヤモンド全体の人気が高くなり価値も上昇しているのです。
ブラウン自体が日本人との肌なじみがよく目立ちにくい色合いなので、確かな存在感があります。
また金具部分がゴールドだと同系色で全体に統一感も出るので、日常使いのアクセサリーとしても使いやすいですね。
一般的に人気のある色味はミディアム~ダークトーンのものになり、少し赤みを帯びたような色合いが好まれます。
ブラウンダイヤモンドといいますが、グリーンやイエロー、オレンジ、レッドなどの色味が混ざっているので、完全にブラウンというわけではありません。
安価なこともあり近頃では店頭でも見かける機会が増えています。
人工のものではないので1つ1つ風合いが違い見た目も変わります。
実際に目にしてみて気に入るものを選ぶのがポイントです。特に店頭の明かりの下で見るのと外で見るのは色合いに違いがあります。
ブラウンダイヤモンドの石言葉
ブラウンダイヤモンドには「物事に動じない」強い精神力を持つ力があります。
そのため何か大役を任されたときに確かな結果を生み出してくれる色でもあり、生きる力を強めたいときにも重宝します。
また心を癒やしてくれる存在でもあり、完全な存在だとも言われます。
未熟なものや不完全なものをはねのけてくれる効果もあるのだとか。
恋人・家族・友人などの「すべての愛」に対してエネルギーを与えてくれる色なので大切な人との関係を守りたいと思っている人にとって、ブラウンダイヤモンドは力になってくれる最適な存在だといえるのではないでしょうか。
茶色が土や大地を表す色であることもあり、「安定」を意味するのがブラウンダイヤモンドともいえるのではないでしょうか。
まとめ
ブラウンダイヤモンドは比較的手頃な価格帯で購入できる、カラーダイヤモンドです。
落ち着いた色合いはまさにブラウンだからこそ生み出せるものです。
大きめのカラットにしても派手になりすぎてしまうこともなく、上品で肌なじみの良さが特徴です。
無色透明のダイヤモンドではないからこその楽しみ方もあると思いませんか。
ブラウンダイヤモンドで美しい印象を作り出してみませんか。