純金のような華やかな印象を与えてくれる「イエローゴールド」はジュエリーなどで見かける定番の人気色です。
純金ほど値段が高い訳でもないのに、美しい輝きに虜になってしまう人もいるかもしれません。
金に色を加えた新しい色をカラーゴールドといいます。
そもそもイエローゴールドとはどんなものなのか?イエローゴールドのメリット&デメリットも踏まえてご紹介致します。
■イエローゴールドとは?
金の中に銀・銅を混ぜて絶妙な配合によって作られた合金がイエローゴールドです。
温かみのある金色は華やかで豪華な雰囲気を演出してくれます。
見た目は純金のようにも見えますが、少し黄色みが強い色をしており金が75%程度、残りの25%に銀・銅が3対2の割合で混ぜられています。
そのため「18KYG」と表現する場合もあります。
そもそもどうして純金のままにしないのか不思議に思ったことはありませんか。
確かに純金はとても美しい色合いをしていますが、硬度も耐久力も不足してしまい傷がつきやすくなってしまいます。
他の金属を混ぜることによって、硬度や耐久性を高めることができるのです。
合金による色の変化は金だけでなくシルバーやプラチナにも起こるものですが、金ほどの大きな変化はないことから、金を合金にしたカラーゴールドが定着しました。
ISO8654-1987の決められた光源であるころ、表面反射角度で色の測定をした時に、CIE色座標で指定された範囲内に収まっている時に、正式にイエローゴールドと認定されます。
ただ色味が黄色いからイエローゴールドではないのです。
また、明確に定義した場合K18以下のものをイエローゴールドとしていて、K20以上の金の純度になると、ISO似て定義された風合いが出せないため、一般的にイエローゴールドとは呼びません。
割金の具合によってイエローゴールドの色は多少の変化がありますので、その差を比較しつつ気に入ったものを選んでみると面白いかもしれません。
ホワイトの割合が少し多めのものは明るい印象になりますし、イエローの割合が少し多めのものは温かみのある印象になりますね。
イエローゴールドのメリット・デメリット
イエローゴールドのメリット・デメリットについて詳しく説明していきます。
メリット
合金の為、変色にも強く傷がつきにくいのが特徴です。
その硬さはプラチナ程度だと言われており日常的に使う指輪としても最適です。
イエローゴールドは日本人の肌に自然に馴染みやすい色をしているので、派手すぎることなくちょうどいい存在感をしています。
カジュアル目のファッションとの相性もいいので気軽に楽しめるのが嬉しいですね。
結婚指輪にゴールド系が多い人に特におすすめのカラーです。
また変色しても見た目がさほど変わらないので長く愛用できるのもポイントです。
デメリット
カラーゴールドの中にはつけているうちに色の変色をしていくなどの楽しみがあるものもありますが、イエローゴールドの場合は変色や変質が少ないのでそのままの姿を長く保ってくれます。
傷もつきにくくなかにはそれでは楽しめないなんて思ってしまう人もいるかもしれません。
イエローゴールドはこんなところにおすすめ
イエローゴールドの場合は日常使いするようなリングやネックレス、もしくはブライダルジュエリーとして使うのをおすすめします。
ブライダルというとプラチナをイメージするかもしれませんが、金の方が生産量が高いこともあり手頃に購入できます。
中には指輪の素体はイエローゴールドにして、宝石を豪華にする場合もあります。またプラチナやシルバーと合わせた重ね付けなどの相性もいいのがポイントです。プラチナと合わせると一気に大人っぽい印象になりますね。
イエローゴールドは女性らしい風合いですしエレガントさも印象づけてくれるので、純金とも違う輝きで私達を楽しませてくれるはずです。
また、イエローゴールドの場合はジュエリーとして加工しやすいことから、不規則なデザインや、表面加工などのデザインが豊富にあります。
カラーゴールドとしての色だけでなく、デザイン性も一緒に楽しみたい人におすすめします。
イエローゴールドの美しい風合いを長く続ける為に、定期的なメンテナンスはしっかりと行うようにします。
金自体はほとんど変色することのない貴金属になりますが、銀・銅に関しては空気中の水分・油によって色のくすみがおきる原因になります。
柔らかい布などで軽くこすって上げ汚れを取り除くこと、中性洗剤を薄めたもので優しく拭き取るときれいになります。
錆びにくく耐久性に優れたイエローゴールドですが、完全に金ではないのでしっかりしたメンテナンスが美しさを保つカギになるのです。
まとめ
イエローゴールドの魅力についてご紹介しました。華やかでエレガントな印象のイエローゴールドはお祝いのアクセサリーとしても最適です。あなたが気に入る色合いのイエローゴールドに出会えるといいですね。