ロレックスの価格推移|デイトナ・サブマリーナー・エクスプローラーの相場|買取エリート

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時計

公開日:2022/07/15

最終更新日:2024/11/21

ロレックスの価格推移|デイトナ・サブマリーナー・エクスプローラーの相場

ロレックスを含め高級腕時計を買取りに出すときには、中古市場における価格推移をチェックすることが重要です。

なぜなら、腕時計の中古市場価格と買取り金額は連動しているからです。高価格帯のモデルでは、たった1日で数十万円の値動きを見せることも珍しくありません。

今回はロレックスの人気モデル、デイトナ・サブマリーナー・エクスプローラーの特徴や価格推移を紹介します。買取りを検討している方は参考にしてください。

コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)

コスモグラフ デイトナの名前の由来は、アメリカにあるサーキット「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(Daytona International Speedway)」です。

コスモグラフ デイトナは、1963年代にカーレーサーの要望に答えるために登場した、スポーツロレックスと呼ばれるタイプの腕時計です。

登場直後からコスモグラフ デイトナは注目を一身に集め、現在でもその人気に陰りは見えません。

なかでも、2022年の時点で現行の第6世代のモデル「116500LN」は、スポーツロレックスのシリーズの中で、ひときわ多くの人の心を惹きつけています。

その人気の高さはロレックスのすべてのシリーズのなかでもトップクラスです。

ここでは「コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)」の特徴とスペックおよび価格推移について解説します。

116500LN 白文字盤の特徴・スペック

リファレンスナンバー末尾にある「LN」は「Lunette Noir」を略したものです。

「Lunette(リュネット)」はベゼルを、「Noir(ノワール)」は黒、合わせて「黒いベゼル」という意味になります。

「コスモグラフ デイトナ 116500LN」以前のモデルは、リファレンスナンバーの後ろにアルファベットが記載されていませんでした。

ですが、このモデルから黒いベゼル(セラクロムベゼル)が用いられるようになったため「LN」というアルファベットが追加されることになりました。

「セラクロムベゼル」はセラミクス製で、耐蝕性・対紫外線性・耐擦傷性に優れており、いつまでも時計を美しく保ちます。

特に白文字盤は、黒いベゼルと白い文字盤およびインダイアルの組み合わせが秀逸で、非常に美しいコントラストが楽しめます。

現行モデルのロレックスの中で「コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)」が最も人気が高いことに、誰もが納得できるであろうデザインです。

定価は発売当時160万9,300円でした。ただし、現在この額面で「コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)」が購入できるわけではありません。

この時計の価値は発売以降上がり続けているからです。

116500LN 白文字盤の価格推移

「コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)」は、その人気のため、市場においてプレミア価値が付いている腕時計です。

発売された2016年の時点ですでに定価を超える価値が付いており、2022年の時点ではそれよりも価値が下がったことはありません。

「コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)」の2020年7月から2022年6月までの価格推移は次のとおりです。

2020年7月から同年末までの「コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)」の平均価格は、300万円前後を推移していました。

2021年に入りその価格は急激に上昇します。2021年3月30日には468万1,950円まで上がります。

しかしこの急騰は長続きせず、4月に入るころには下落をみせ、4月から5月の間は400万円前後を推移しました。

6月からは緩やかながらもまたもや上昇に転じ、2021年12月31日には平均価格493万2,665円となりました。

2022年に入ると「コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)」の平均価格は大きな変動をみせ、2022年1月7日の時点で575万1,950円、2月22日には最高値739万9,900円を記録します。

しかし、その後は下落傾向をみせ、6月の平均価格は580万から590万円台を推移しています。

この下落は「コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)」の人気がなくなったということを指すわけではありません。

事実この2年間で「コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)」の中古販売価格は上昇しているからです。

むしろこの下落は、高騰しすぎた価値の揺り戻しだと考えるべきで、現在あるべき適正価格に戻ったと考えるべきでしょう。

なお、2022年時点での「コスモグラフ デイトナ 116500LN(白文字盤)」の買取価格は、450万円から500万円の間で推移しています。

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サブマリーナー デイト 126610LN

1953年に登場したサブマリーナー。「潜水艦」という意味の名前を持ったこの腕時計は、ダイバーズウォッチの元祖ともいえる存在です。

「サブマリーナー デイト 126610LN」は、2020年9月1日に旧型「116610LN」の後継モデルとして登場しました。

サブマリーナーは50年変わらないデザインが人気のモデルです。ケースサイズ・コマの幅や数など細かな違いがあるものの、新しいモデルにも基本的なデザインは踏襲されています。

「サブマリーナー デイト 126610LN」の特徴・スペック・価格の推移を次項以降で見ていきましょう。

126610LNの特徴・スペック

「サブマリーナー デイト 126610LN」は、オイスタースチールが用いられた、耐蝕性に優れた時計です。

初登場した2020年の時点の定価は96万5,800円でしたが、価格改定があり2022年には111万8,700円となりました。

サファイアガラスとセラクロムベゼルが採用されているため、傷が付きにくく丈夫です。

文字盤には視認性がよく夜間でも美しいクロマライトが用いられています。また、ダイバーズウォッチの名前に恥じない300mの防水性能を持っています。

「サブマリーナー デイト 126610LN」では次の点が変更になりました。まずケースが大型化しています。

従来のモデルにおけるケースサイズは40mmが主流でした。「サブマリーナー デイト 126610LN」からは41mmに変更されています。

さらに、ブレスレットのコマ幅が1mm広くなり、コマ数が1つ減りました。しかし、ラグ幅を1mm細くすることで従来よりもシャープさが感じられるデザインになっています。

ただし、ブレスレットの調整幅は小さくなっているので注意が必要です。

なお、「サブマリーナー デイト 126610LN」ではムーブメントが従来のCal.3135から新型ムーブメントのCal.3235に変更されています。

これによってパワーリザーブが約48時間から70時間へと伸びました。

126610LNの価格推移

2020年9月の発売当時、定価96万5,800円であった「サブマリーナー デイト 126610LN」は、市場に出るや初値で196万9,333円をマークし、すぐに200万円を超す市場価値が付けられました。

2020年9月の発売当時、定価96万5,800円であった「サブマリーナー デイト 126610LN」は、市場に出るや初値で196万9,333円をマークし、すぐに200万円を超す市場価値が付けられました。

しかし、その後2021年2月まで値下がりを続けます。一時期最安値が150万円を切るほどに下がりました。

2021年3月からは徐々に値が上がり続け、2021年の年末には平均価格が200万円を超えるまでになりました。

2022年に入ると値段は急上昇。1月20日には最高平均価格253万9,083円を記録しました。

その後、少しずつ値下がりの傾向を見せ、2022年6月には220万円を切るまでになっています。

なお、買取価格は2021年から緩やかに上がり続け、2022年6月の買取価格は185万円前後です。

【ロレックス サブマリーナ 126610LNの最新買取価格相場はコチラ】

コスモグラフ デイトナ 116500LN(黒文字盤)

「コスモグラフ デイトナ 116500LN(黒文字盤)」とは、現行の第6世代モデルのデイトナの、文字盤が黒いカラーのタイプです。

「コスモグラフ デイトナ 116500LN」には文字盤の違いによって、白文字盤と黒文字盤と呼ばれる2種類のタイプが存在しています。

黒文字盤は、白文字盤と並び世界的に需要が高いモデルです。過去のコスモグラフ デイトナのモデルでは、黒文字盤がより注目を集めていました。

以下では「コスモグラフ デイトナ 116500LN(黒文字盤)」の特徴とスペックおよび価格推移について解説します。

116500LN 黒文字盤の特徴・スペック

「コスモグラフ デイトナ 116500LN(黒文字盤)」はステンレス製の機械式自動巻時計です。

ケースサイズは直径40mm×厚さ12.5mmです。ムーブメントはCal.4130。パワーリザーブは72時間で、100mの防水性能を持っています。

このように「コスモグラフ デイトナ 116500LN(黒文字盤)」は、白文字盤とスペックの違いはありません。

違いは文字盤の色彩だけといえます。定価も白文字盤と同じく160万9,300円です。

コントラストが美しい白文字盤とは違い、黒文字盤の魅力は黒いセラクロムベゼルと黒い文字盤の統一感にあります。

格調高く落ち着きのある雰囲気に、インダイヤルの白さが存在感を与えてくれます。

なお、ロレックスにおいて人気が高いのは、どのモデルでも黒文字盤です。しかし、「コスモグラフ デイトナ 116500LN」では逆転現象が起きています。

黒文字盤よりも白文字盤に人気が集まっており、価格高騰も激しくなっています。

しかしこれは、黒文字盤の人気がないことを示すわけではありません。「コスモグラフ デイトナ 116500LN(黒文字盤)」もまた、トップクラスの人気を誇る、誰もが求めてやまない高級腕時計です。

116500LN 黒文字盤の価格推移

2020年7月から2022年6月までの価格推移を見てみましょう。

「コスモグラフ デイトナ 116500LN(黒文字盤)」の平均価格は、2020年9月から2020年12月末まで280万円から280万円後半で安定的な価格でした。

2021年から1年間かけて緩やかに価格が上昇していきます。

2021年初頭には300万円だった平均価格が、2021年11月には400万円を超えました。

2022年に入り平均価格は500万円台を推移し、2月には575万8,1950円まで上昇します。

その後、一時期高値をつけるも、若干下降傾向となり、2022年2月から5月末までは500万円前後で安定しました。

2022年6月には少し値を下げ、490万円前後の平均価格となっています。

なお、2022年における「コスモグラフ デイトナ 116500LN(黒文字盤)」の買取価格は380万から410万円です。

白文字盤と黒文字盤の平均価格の推移はよく似た値動きを示してきました。

2021年末までは黒文字盤の方が30万円から50万円ほど白文字盤よりも安い程度の価格でした。

しかし、2022年の白文字盤の急騰以降その差は大きくなっていきます。

白文字盤と黒文字盤の双方が2022年の2月期に平均価格の最高記録をマークしましたが、白文字盤は739万9,900円、黒文字盤は575万8,1950円、その差はおよそ164万円という大きなものとなりました。

下落時に差は多少解消されましたが、発売当初よりその差は大きくなりました。2022年6月の平均価格を比較すると100万円近くの違いがあります。

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エクスプローラー 124270

1953年に初登場したエクスプローラーはロレックスを代表するモデルの1つです。

このモデルは登場当時のデザインを大幅に変更することなく現在まで引き継いできました。

2021年に登場したエクスプローラーの最新モデルが「124270」です。そのシンプルなデザインと絶妙なサイズ感は、男性のみならず女性にも高い人気があります。

ここでは「エクスプローラー 124270」の特徴やスペックを解説します。そのうえで、平均価格の推移についてみていきましょう。

124270の特徴・スペック

大きすぎず細い腕でも自然にマッチする直径36mmのケースは、今回のモデルチェンジでの最大のポイントの1つです。

1953年のオリジナルと同じケースサイズに原点回帰しました。小ぶりで身に付けやすくマニッシュさをファッションに取り入れたい女性にも最適です。

エレガントなスムースベゼルとブラックダイアル(黒い文字盤)のコントラストは、時計に高級感を与えてくれます。

ブラックダイアル上に配置された立体的な369インデックスは非常に視認性が高いです。

また、このモデルのクロマライト ディスプレイは、文字盤だけでなく、369インデックス・アワーマーカー・針にもクロマライト塗料が塗布されています。そのため、暗闇であっても文字盤を正確に読むことができます。

「エクスプローラー 124270」は耐食性が高いオイスタースチールを採用、ムーブメントにはCal.3230が用いられ、パワーリザーブは約70時間です。

オイスターケースとねじ込み式リューズを使うことで、100m防水を実現しています。

質実ともに優れた腕時計であるといえるでしょう。定価は79万3,100円です。

124270の価格推移

数百万円を超えるモデルが珍しくないロレックスにおいて、エクスプローラーは比較的控えめな価格帯のモデルです。

しかし、80万円にも満たないメーカー希望小売価格(79万3,100円)にもかかわらず、2021年5月に初値で184万2,666円という高いプレミア価値が付いて取引が始まりました。

残念ながらこのプレミア価格は長く続きませんでした。1カ月ほどで140万円台まで値下がりし、2021年末には120万円前後で推移するようになりました。

ですが2022年からは再度値上がりして4月末には148万3,292円まで上がります。その後は緩やかな下降傾向をみせ、2022年6月における平均取引価格は140万円前後、最安値は134万8,000円となりました。

なお、2022年6月時期の買取価格は120万円前後です。

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コスモグラフ デイトナ 116519LN

「コスモグラフ デイトナ 116519LN」は2017年にバーゼル・フェア(BASELWORLD、バーゼルワールド)で発表された、スポーツロレックスの上位モデルです。

上質なホワイトゴールドを用いており、スポーツウォッチでありながら、ラグジュアリーさに溢れるモデルです。

以下で、「コスモグラフ デイトナ 116519LN」の特徴・スペック・価格推移について説明します。

116519LNの特徴・スペック

「コスモグラフ デイトナ 116519LN」の基本スペックは「コスモグラフ デイトナ 116500LN」と違いはありません。

ケースサイズは40mm、厚みは12.5mmです。ムーブメントはCal.4130。パワーリザーブ72時間の機械式自動巻時計で、100m防水仕様となっています。

クロマライトディスプレイを採用しているので、暗闇での視認性も問題ありません。

「コスモグラフ デイトナ 116519LN」の最大の特徴は、18ctホワイトゴールドのケースが持つ美しい輝きを、黒いセラクロム製タキメーターベゼルとオイスターフレックスブレスレットが際立たせている点です。

なお「コスモグラフ デイトナ 116519LN」のダイアルバリエーションには、スチール&ブラック・ブラック+8Pダイヤ・シェル+8Pダイヤの3種類があります。

なかでもスチール&ブラックは、手巻きだった時代のデイトナを感じさせるデザインとして、高い人気があります。

116519LNの価格推移

2017年6月に初めて市場に登場した「コスモグラフ デイトナ 116519LN」の平均価格は約300万円でした。

その後徐々に値を上げていき、2020年末には400万円台になりました。2021年3月には平均価格が500万円台に乗ります。

その後2022年まで、安定期と上昇期を繰り返しながら、その価格はさらに上がっていきます。

その間に値下がりの兆候を見せた時期はほとんどありませんでした。結果、2021年末には700万円台になり、2022年2月4日には最高値817万8,614円をマークしました。

その後、平均価格は下落していきます。ですが、それでもその価値は非常に高く、2022年6月の時点では750万円前後を推移しています。

買取価格の目安は、およそ530万から572万円です。

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サブマリーナー デイト 116610LN

「サブマリーナー デイト 116610LN」は2010年から2020年の間に生産されていたダイバーズウォッチで、「サブマリーナー デイト 126610LN」の旧モデルにあたります。

今では生産していないとはいえ、その人気は非常に高く、ロレックスの代表的なダイバーズウォッチとして知られていました。

「サブマリーナー デイト 116610LN」の特徴やスペックはどのようなもので、中古価格はどのように推移しているのでしょうか。次項以降で解説します。

116610LNの特徴・スペック

「サブマリーナー デイト 116610LN」は、高い機能性と上品な美しさで、約10年間絶大な人気を博した機械式自動巻のダイバーズウォッチです。

定価は94万3,800円。細かな違いはあれど、後継機である「サブマリーナー デイト 126610LN」と基本的なデザインはほぼ同じです。

「サブマリーナー デイト 126610LN」との主な違いは、ケースサイズ・ブレスレット・ラグ幅です。

「サブマリーナー デイト 116610LN」では、ケースサイズが40mm、ブレスレットのコマ幅が1mm細く、ラグ幅が1mm大きくなっています。

また、コマが1つ多いです。文字盤のデザインも少し異なっており、ドットインデックスの縁の太さが「サブマリーナー デイト 126610LN」のものより細くなっています。

さらに文字盤6時の位置にある「SWISS MADE」の文字の中央に王冠のデザインがあしらわれています。

ステンレス製、セラクロムベゼル・オイスタースチール・サファイアガラスが用いられ、300m防水仕様となっている点は「サブマリーナー デイト 126610LN」と同じです。

しかし、ムーブメントには旧型のCal.3135が用いられているため、パワーリザーブが約48時間となっています。

そのため、人によっては機能的な物足りなさを感じるかもしれません。

116610LNの価格推移

「サブマリーナー デイト 116610LN」の2022年6月における買取価格は、170万円から180万円ほどが見込めます。

なお、同時期の最安値は215万700円です。平均価格の推移は以下の通りです。

「サブマリーナー デイト 116610LN」の初値は74万8,000円でした。2010年7月のことです。

2020年7月に入ったころの平均価格は、140万円に少し届かない程度です。初出より10年の時間がたっていますが、この頃は平均価格が初値の2倍に届いていませんでした。

しかし、2020年7月末から徐々に値上がりし、2020年末には160万円前後を推移するようになります。

その後1年近くは大きな変動はありませんでした。ですが、2021年の11月から上昇傾向をみせます。

2022年1月には急上昇し、2022年3月には280万円まで到達しました。

2022年の5月末からは平均価格が下がり、2022年6月には平均価格260万円前後になりました。

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サブマリーナー 124060

「サブマリーナー 124060」は「サブマリーナー デイト 126610LN」と同時期に発売されたロレックスのダイバーズウォッチです。

サブマリーナーは日付表示の有無で「デイト」と「ノンデイト」と呼ばれる2つのモデルに分類されています。

「サブマリーナー 124060」は日付表示がないため、ノンデイトと呼ばれているモデルです。

その特徴・スペック・価格推移は次の通りです。

124060の特徴・スペック

発売された当初のサブマリーナーには日付表示がありませんでした。

そのため、同じように日付表示機能を持たないノンデイトはクラシックモデルと呼ばれており、初代のデザインを受け継ぐモデルとして評価されてきました。

「サブマリーナー 124060」はそんなノンデイトのモデルである「サブマリーナー 114060」の後継機として2020年に登場しました。

定価は85万4,700円です。サブマリーナーモデルに共通する、3時位置の日付表示がないため、ガラスには拡大レンズがついていません。

シンプルですっきりとしたフェイスを持つ機械式自動巻時計に仕上がっています。

基本的なスペックは同時期に発売された「サブマリーナー 126610LN」と変りありません。

オイスタースチール・逆回転防止のセラクロムベゼル・サファイアガラスが用いられています。

防水性能は300m防水となっており、ダイバーズウォッチとしての機能も十分に持ち合わせています。

従前のモデルと比べて、ケースサイズが41mmに変更され、ブレスレットのコマ幅が1mm大きくなり、コマの数が1つ減りました。

さらにラグ幅が1mm細くシャープになっています。パワーリザーブは約70時間です。

しかし、ムーブメントは「サブマリーナー 126610LN」のCal.3235ではなく、Cal.3230が用いられています。

124060の価格推移

2020年9月、171万円という高値で市場に登場した「サブマリーナー 124060」は、その後価格を下げていきます。

この価格の推移は「サブマリーナー デイト 126610LN」のケースと非常によく似ています。

値下がりは2021年の3月まで続き、その最安値は131万4,000円でした。

3月以降は価格が上昇していき、2021年末の平均価格は170万円台に到達します。

2022年に入ると価格はさらに上昇をみせます。

190万円台から200万円台で上下向きを繰り返しながら、2022年5月17日には最高値をマークしました。

その額は210万7,571円でした。

これ以降価格は下降に向かいます。

2022年6月に入ると平均価格は再び200万円を切っています。

6月22日の時点を参考にすると、その平均価格は192万925円でした。

「サブマリーナー 124060」の買取価格もまた、2021年を境に上昇しています。2022年6月の時点では平均170万円となっています。

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